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『特捜9』が撮了 井ノ原快彦が万感コメント「こんなにも笑顔が絶えない現場は、唯一無二」

 井ノ原快彦V6)が主演するテレビ朝日系人気シリーズ『特捜9 season4』(毎週水曜 後9:00)。浅輪直樹(井ノ原)を中心とした、個性豊かな“特捜班”メンバーの活躍を描く同作の全13話、約4ヶ月に及ぶ撮影が終了した。

テレビ朝日系人気シリーズ『特捜9 season4』が撮了 (C)テレビ朝日

テレビ朝日系人気シリーズ『特捜9 season4』が撮了 (C)テレビ朝日

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 今シーズン最後の撮影となったのは、最終話のクライマックスシーン。回想場面を含めると、台本12ページ半という緊迫感あふれる長尺シーンで、キャストたちは緊張感を保ちながら撮影に集中。最後のカットで監督から「OK!」の声がかかった瞬間はスタジオ中が安堵の空気に包まれ、一瞬の静寂の後、大きな拍手が起こった。

 “座長”として今シーズンも現場を引っ張った井ノ原は「こんなにも笑顔が絶えない現場は、唯一無二」と、支えてくれたスタッフ、キャストに感謝。「『特捜9』は流行などを超えた場所に存在する、時代を見つめ続けるドラマでありたい」とコロナ禍での撮影を振り返りながら、作品への“愛”を熱く吐露した。

 キャストたちも目をうるませながらあいさつ。小宮山志保役の羽田美智子は「今シーズン、強く感じたのは、イノッチらしい『特捜9』になったなということ。イノッチならではの笑顔とやさしさで犯人に寄り添っていく…。そんなやさしい刑事ドラマは、『特捜9』しかないと思います」と感無量の面持ち。第3話で何者かに刺されて負傷する…、という衝撃の展開が話題となった村瀬健吾役の津田寛治は「俳優生活30年弱になりますが、こんな芝居が撮れる現場はほかにない。15年間、これだけの俳優たちが誰ひとり欠けずにやってきたからこそできた絆だと思います」と改めて共演陣への信頼を口にした。

 青柳靖役の吹越満が「僕はいつも“段取り”からワーワー注文をつけるのですが、考えてみたら、これまであまり感謝を口に出したことがなかったかもしれない…。こんな僕ですが、願わくばこれからもずっとこの作品に関わらせてください」と声を詰まらせながら語ると、矢沢英明役の田口浩正が「吹越さんはいつも、“現場でこう言っちゃったけどよかったのかな”って、人知れず車の中で反省してるんですよ!」と、パートナーの真面目な一面を暴露。ファンから“あおやざ(青柳&矢沢)”の愛称で呼ばれる名コンビらしく、フォローを見せた。

 新藤亮役の山田裕貴も「この現場はいつも助けてくださる先輩ばかりで、みなさんみたいな俳優、みなさんみたいな大人になりたいなと思いながら撮影してきました」と涙をぬぐいながらコメント。そして登場から2年目、班長として特捜班と向き合うようになった国木田誠二役の中村梅雀は「日々アクシデントがあっても乗り越えてこられたのは15年間培ってきた絆があるからこそ。最高のバランスの配役であることを、つくづく感じました。できることなら、この充実した撮影現場をいろいろな人に見てもらいたいぐらい」と称えた。

 また、今夜放送の第12話は、直樹が妻・倫子とのデート中、海に浮かんだ資産家男性の遺体に遭遇する…という衝撃の場面からスタート。当初は事故死と思われたものの、次第に男性の妻に対する疑惑が浮上。彼女が出してくれたコーヒーの味に違和感を覚えた直樹は、“殺意がこめられた水の真実”にたどり着いて…。さらに、村瀬が刺された事件にも新たな動きが。今シーズン、誰もが気になっていた一連の事件の謎に近づく第一歩が描かれ、最終回へとつながる怒涛のストーリーが展開していく。

■出演者コメント
【井ノ原快彦】今シーズンは、笑っていたら撮影が終わっちゃった…。そんな感じの毎日でした。もちろん日々大変なこともありましたが、こんなにも笑顔が絶えない現場は、唯一無二。『特捜9』は本当に大切にしていきたい作品だなと強く思いました。キャストのみなさんと「まるでドキュメンタリーみたいだね」と話すようなシーンもあり、それぞれ“芝居を超えた芝居”ができたのは、みなさんが歩んできた道が役柄ときちんと重なったからだと思っています。

 『特捜9』は流行などを超えた場所に存在する、時代を見つめ続けるドラマでありたい。その一員でいられるよう、どんなこともやっていきたいと改めて思っています。

【羽田美智子】クランクイン前、イノッチ(=井ノ原快彦)とみんなで「何が起きるかわからない時代だからこそ、できることはぜんぶやろう、持てる力はすべて出し切ろう」と話し合いましたが、今シーズン、特に村瀬さんが刺された後のシーンでは志保という役を超えて、イノッチが言うような“芝居を超えた芝居”ができたなと自分でも感じています。そんなお芝居をさせていただけたこと、役者として最高に幸せに思っています。

 今回強く感じたのは、イノッチの主演らしい『特捜9』になったなということ。イノッチならではの笑顔とやさしさで犯人に寄り添っていく…。そんなやさしい刑事ドラマは、『特捜9』しかないと思います。同時に、浅輪直樹と彼を支える仲間たちのバランスがとても素晴らしい。みなさん一人ひとりに、心からの尊敬と感謝をお伝えしたいです。

【津田寛治】俳優生活30年弱になりますが、こんな芝居が撮れる現場はほかにないなと思いました。それはやはり15年間、これだけの人数、これだけの年齢の俳優たちが誰ひとり欠けずにやってきたからこそできた絆であり、ほかのどんなメンバーでも無理だったなと思います。

 そういう偶然のような、運命のような集まりだったからこそ、今シーズンも撮ることができたんだなと実感しました。ありがとうございました!

【吹越満】僕はいつも“段取り”から「こう動いたらどうか」などとワーワー注文をつけるので、先ほど監督に「いつもごめんな」なんて謝ったのですが、考えてみたら、これまであまり感謝を口に出したことがなかったかもしれない…。みなさん、いつもごめん、そして本当にありがとう! 山田裕貴くんが僕ら特捜班メンバーに対して「こんな俳優さんたちになりたい」とよく言ってくれますが、はたしてそれは正しいのか、僕自身はおススメできません(笑)。こんな僕ですが、願わくば、これからもずっとこの作品に関わらせてください。

【田口浩正】全13話、丸4ヶ月間におよぶ撮影を無事、乗り切ることができ、さすが『特捜9』だなと思っています。第3話で村瀬が刺されたとき、「村瀬さんがぁ〜〜!!」っていう僕のツイートが話題になりましたが、「矢沢が〜!!」ってつぶやいたら、たいして反応がなかったです(笑)。僕の役者人生を代表する作品であることは間違いないので、末永く矢沢という男を見守ってやってほしいです!

【山田裕貴】夢と希望を胸にこの仕事を頑張ってきましたが、苦しいことも逃げたくなることもたくさんありました。でもこんなすてきなスタッフ、キャストのみなさんに会うことができて、本当にあきらめなくてよかった、逃げなくてよかったと感じました。この現場はいつも助けてくださる先輩ばかりで、みなさんみたいな俳優、みなさんみたいな大人になりたいなと思いながら撮影してきました。

宮近海斗Travis JapanジャニーズJr.】今シーズンの最後、とてもすてきなシーンに参加させていただき、いつか佐久間にも新展開を作っていただけたらなと思いました。本当にありがとうございました!

中越典子】今シーズンは「役者ってすてきな仕事だなぁ」と特にジーンときちゃうシーンがあり、大きなごほうびをもらったような気持ちです。『特捜9』はこれからも精進していきたいなと思わせてくれる熱い現場です!

原沙知絵】なんていい作品、なんていい現場なのでしょうか! 一生分の幸せをいただいたようなシーンも経験させていただき、『特捜9』のみなさんと出会えたことに幸せを感じています。

【中村梅雀】特捜班に入って2年目ですが、ようやく“加わった”という雰囲気ではじまったシーズンでした。昨年よりあっという間に撮影が終わってしまったような気がしていますが、毎日、充実感とともに心地よい疲労感がありました。それはただ、現場で笑いすぎていたからなのですが…(笑)。

 日々さまざまなアクシデントがあっても、それを乗り越えてこられたのは15年間培ってきた絆があるからこそ。最高のバランスの配役であることを、つくづく感じました。この素晴らしいチームに参加できたことを誇りに思いますし、できることならこの充実した撮影現場をいろいろな人に見てもらいたいと思うぐらいです。そんな作品の中で僕がどれほどの役割を果たしているのかわからないですが、ようやく少しは認知されてきたかなと思って喜びを感じています。

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