NHKで放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)。20日放送の第37回「信長公と蘭奢待(らんじゃたい)」では、織田信長に対して兵を挙げた足利義昭が敗北。最後まで義昭に付き従った三淵藤英を演じる谷原章介が、織田方についた弟・細川藤孝(眞島秀和)、明智光秀(長谷川博己)と対面したシーンで涙したことについて述懐した。 義昭とともに戦い敗れた三淵が、二人の来訪に上座から下座へ、義弟の藤孝と光秀に座を譲るという、今まで同列に並んでいた三人が立場の違いの明確さを感じる演出。冷静沈着な男だった三淵が藤孝に「裏切り者に成り果てたか?」と声を荒げる一方、ひときわ冷静に「政を行うには、時の流れを見ることが肝要…」と返す藤孝。このときの三淵の涙は、どんな思いだったのか?
2020/12/20