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壇蜜、『警視庁・捜査一課長』恒例の「おいしそうな名前の刑事」を熱演

 女優の壇蜜が、7日放送のテレビ朝日系『警視庁・捜査一課長 新作スペシャルI』(後9:00〜11:05)で刑事役に初挑戦。いつもの妖艶さを封印し、つらい過去を抱えながらも、ひたむきな努力で事件解決を目指す女性刑事を熱演した。

(左から)小山田管理官(金田明夫)、大岩捜査一課長(内藤剛志)、隅田川署の刑事・運野和菓子(壇蜜)、鑑識課の武藤(矢野浩二)(C)テレビ朝日

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 『警視庁・捜査一課長』シリーズは、天才的な推理力を持った刑事や科学捜査のプロが事件解決の突破口を開くのではなく、捜査一課長のもと、所轄と本庁の刑事たちが地道に歩いて聞き込みを続け、証拠を積み重ねて犯人を見つけ出す、犯罪捜査の鉄則に基づいた展開が見どころ。

 そこに、理想の上司像を体現する内藤剛志演じる捜査一課長・大岩の「責任はオレが持つ」というリーダシップと、欠かせないのが、「大福」と呼ばれていた平井真琴(斉藤由貴)以来、谷中萌奈佳(安達祐実)の「最中」、馬場呂亜(田中美佐子)の「ババロア」、高井智代子(宮崎美子)の「チョコ」と、菓子にちなんだあだ名の女性刑事の活躍だ。

 壇蜜も「いつもおいしそうな名前のゲストがいらっしゃるな…という印象はありました」。そんな彼女が本作で演じるのは、「和菓子」と書いて「わかこ」と読む、隅田川署の刑事・運野和菓子(うんの・わかこ)。周囲には“運のよさ”で乗り切ってきたと思われがちな女性だが、実は心に負った深い傷を隠しながら、他人の何倍も頑張って、“運”を手繰り寄せてきた。

 多彩な経歴を持つことで知られる壇蜜は、デビュー前、和菓子工房に就職していた過去があり、今回の役名には「和菓子工場で働いていたことがあるので、縁があるなと思いました。うれしかったです」と、そのネーミングに親しみを感じていたという。「私の演技はちょっとアレかもしれませんが(笑)、和菓子の持つへこたれない部分はシナリオそのままにお見せできると思います。一課長の仲間に入れていただき、光栄でした」と、話していた。

 さらに、苗字の「運野」にちなんで、劇中では「運がよい」「運が悪かった」と、誰もがさまざまな場面で使いがちな「運」についても物語の芯で描かれる。「そんな刑事部長いないだろう?」と突っ込みたくなる本田博太郎演じる笹川の「Very Good!です」や、大岩が妻の小春(床嶋佳子)との会話から現状打開のヒントを得るなどの“お約束”も健在だ。

 本作では、東京・隅田川を走る屋形船に爆弾が仕掛けられたという一報からはじまる。しかも、屋形船に乗っていたはずの男が船上から消え、その死体が奥多摩で見つかる、という思いもよらぬ展開に、捜査本部は大混乱。はたして、東京を横断する謎深き事件の真相とは? そして、この事件が、14日に放送される『新作スペシャルII』で描かれる別の事件と、実は“深層”でリンクしているという仕掛け。双方とも爆弾事件からはじまるノンストップサスペンスで、和菓子は『新作スペシャルII』にも登場し、2つの事件を結びつける重要な役割を担う。

■壇蜜(運野和菓子・役)のコメント

――『警視庁・捜査一課長』シリーズの印象を教えてください。
【壇蜜】いつも美味しそうな名前のゲストがいらっしゃるな…という印象はありました。

――捜査一課長=“理想の上司”を演じる内藤さんと共演した感想は?
【壇蜜】内藤さんは一課長の印象そのままに、冷静さと情熱をバランスよく持つ、素敵な方だなと感じました。

――“運野和菓子”の役名についての感想は? また、演じる上で大切にしたことは? 
【壇蜜】和菓子工場で働いていたことがあるので、縁があるなと思いました。嬉しかったです。つらい過去はあれど、どんなときも「運がいいの」と、前向きに生きているひたむきさと笑顔を忘れないようにしました。

――和菓子刑事のファッションはいつもの華やかな壇蜜さんとは印象が異なりますが、ポイントは?
【壇蜜】華やかなのは、スタイリストさんのお陰です(笑)。普段はジャージです。落ち着いた色を着こなすために、メイクもシンプルにしていただいたことはありがたいなと思いました。

――壇蜜さんご自身は“運”についてどんなお考えを持っていらっしゃいますか?
【壇蜜】手繰り寄せるもの、という表現はとても同意できます。ついてない日でも「そんな日もあるよね」と受け入れることも、運を引き寄せる手段のひとつだと考えています。

――2週連続新作スペシャルのリンク役を担いますが、視聴者のみなさまへメッセージを!
【壇蜜】初めて刑事役を演じました。だいたい逮捕されたり、疑惑を持たれる側でしたので…。私の演技はちょっとアレかもしれませんが(笑)、和菓子の持つへこたれない部分はシナリオそのままにお見せできると思います。一課長の仲間に入れていただき光栄でした。是非、お楽しみ下さい。

■内藤剛志(大岩純一・役)のコメント

――ドラマ初共演を果たした壇蜜さんの印象は?
【内藤】壇蜜さんと初めてお会いしたのは、バラエティー番組でした。彼女が作った料理を僕が試食する、という企画でしたが、そのとき彼女が作ったのは、“イチゴのリゾット”。料理は上手だと聞いてはいたけど正直、おいしいのかなと戸惑いました。ところが食べてみたら、これが合うんですよ! 彼女はイチゴをフルーツではなく、野菜として使っていたんですよね。僕は、壇蜜さんの魅力はそこにあると思っています。つまり“発想の転換”です。俳優は技術も大事ですが、どう発想するかがすべてだと思っているので、発想力の豊かな彼女は本当に素晴らしい女優さんです。

――壇蜜さんの刑事役にはどんな感想を?
【内藤】今回、あの美しい壇蜜さんが、街中に溶け込んでしまいそうな、目立たないスーツ姿で登場します。それは彼女が演じる役柄の過去に関係があり、ドラマをご覧いただければ、なぜ彼女がいつも地味なのか、その謎がわかります。壇蜜さんには色っぽい女性というイメージがありますから、刑事役は意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、だからこそ壇蜜さんが見せる“予想不可能な存在感”を楽しんでいただきたいですね。

――『新作スペシャルI』のみどころは?
【内藤】壇蜜さん演じる和菓子を中心に、“運”というものをどう捉えるのかというストーリーです。ご覧になったみなさんがどう感じられるかそれぞれだと思いますが、“もしかしたら運命は自分自身で変えることができるのかもしれない”…そんな思いを込めてドラマを作りました。ぜひご覧ください!

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  • (左から)小山田管理官(金田明夫)、大岩捜査一課長(内藤剛志)、隅田川署の刑事・運野和菓子(壇蜜)、鑑識課の武藤(矢野浩二)(C)テレビ朝日
  • 7月7日放送、テレビ朝日系『警視庁・捜査一課長 新作スペシャルI』隅田川署の刑事・運野和菓子役で壇蜜が出演(C)テレビ朝日
  • 7月7日放送、テレビ朝日系『警視庁・捜査一課長 新作スペシャルI』主演の内藤剛志とメインゲストの壇蜜(C)テレビ朝日
  • 7月7日放送、テレビ朝日系『警視庁・捜査一課長 新作スペシャルI』(C)テレビ朝日

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