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桂文枝ら『BRIDGE』キャストが語る阪神淡路大震災の記憶「風化させてはいけない」

 1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災後の実話を元に描いた『カンテレ開局60周年特別ドラマ BRIDGE はじまりは1995.1.17神戸』が15日の午後9時からカンテレ・フジテレビ系で放送される。このほど主演の井浦新のほか、大阪と神戸を舞台にしたこの作品に出演する関西出身キャストからのコメントが到着。未曾有の被害をもたらした震災について、主人公・高倉(井浦)が勤める磐巻組(いわまきぐみ)のOB・江戸川役の桂文枝は「あの日のことは風化させてはいけない。と、常日頃から思っていました」と強い想いを明かした。

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 同ドラマは、線路ごと崩落したJR六甲道駅高架橋を“ジャッキアップ”という特別な工法を使い、わずか74日間で復旧させた建設会社、磐巻組の工事所長・高倉昭の奮闘とその周囲の人々が織りなすヒューマンドラマ。

 文枝は“あの日”について「兵庫県に隣接している池田市の住まいもかなり揺れました。テレビ番組の収録日でしたが、その日の収録はなくなりました。数日後、吉本興業からの義援金を持って船で神戸入りしました。港には車が浮かび、高速道路は倒れ、がれきの中、神戸市役所を目指しました。あの日の光景は、今も忘れることはできません」と当時を振り返る。

 崩落した六甲道駅の近くで焼き鳥屋を営む但馬源を演じるのは、大阪出身の小市慢太郎。「阪神・淡路大震災をドラマとして扱う以上、生半可な事はできない、それと同時にそれだけ時が経ったのだとも思いました」と語る。当時大阪に在住していた小市はすぐに被災地へと向かったそうで「現地は想像を絶するありさまで、あまりの状況にむしろ現実感がない程でした。倒壊したビル、割れた地面、倒れ火花散る電線、火災、吹き出す水、ガス漏れの臭い…。記憶として鮮明に残っていますが、言葉では言い尽くせません。それ程の大災害でした。多くの人があの地震で人間として物質的にも精神的にも強く揺さぶられたと思います。本当に大切なものとは何なのか、すごく考えさせられました」と噛み締めた。

 高倉から震災復興の様子の記録撮影を命じられた春日豊役・野村周平は、震災の少し前に兵庫県で生まれた。「普通に街の中に慰霊碑があるのですが、それが僕らからしたら普通でした。写真を見せてもらったことがあって、驚きました。両親からは、(子どもだから)“地面が揺れてるって喜んでた”ことと、親父がタンスの下敷きになったというのは聞きました。東日本大震災の時に、初めて記憶に残る震災というのを東京で経験して、その時に驚きで言葉が出なくなりました。(阪神・淡路大震災の揺れや被害が)これ以上だったんだと思うとやはり怖いです」と率直な心境を語る。

 物語の冒頭、現代パートで神戸の慰霊碑に落書きをする少年・佐渡島克也を演じる葉山奨之は、震災直後に大阪府で生まれた。「僕自身が1995年生まれの大阪出身ということもあり、この作品に参加できなければ一生後悔すると思い、佐渡島克也を演じることに、すごい使命感を抱きました。当時、僕はまだ産まれていないのですが、すごく不安で本当に大変だったと聞いています。一生忘れてはいけない出来事だと思いますし、僕のように阪神・淡路大震災を知らない世代の方々にも、当時の出来事を伝えていかなければならないと思っています」と背筋を正した。

 主演の井浦は関東出身で、震災が起こった当時は20歳。「甚大な災害が起きたときにどうするべきか、という知識も経験も全く持っていませんでした。あの時の自分はただただ未熟で、すぐに行動を起こすという手段も発想もなかった。今度は自分への戒めとしてもちゃんとやり遂げたい」と作品に対する並々ならぬ意気込みをみせている。

関連写真

  • 15日放送の『カンテレ開局60周年特別ドラマ BRIDGE はじまりは1995.1.17神戸』より桂文枝、井浦新 (C)カンテレ
  • 15日放送の『カンテレ開局60周年特別ドラマ BRIDGE はじまりは1995.1.17神戸』より小市慢太郎 (C)カンテレ
  • 15日放送の『カンテレ開局60周年特別ドラマ BRIDGE はじまりは1995.1.17神戸』より井浦新、野村周平 (C)カンテレ
  • 15日放送の『カンテレ開局60周年特別ドラマ BRIDGE はじまりは1995.1.17神戸』より葉山奨之 (C)カンテレ

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