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“リアル絵”を発信し続ける2人のイラストレーターに聞く、描きはじめたきっかけ

 一見すると、「紙の上に実物を置いただけ」の画像が、SNSで話題になる光景をたびたび目の当たりにする。よく見てみると、色鉛筆や絵の具を使って描かれたイラストだ。その“本物過ぎる”イラストに、数万件の“いいね”がつくこともしばしば。制作過程を見せていることも多く、CG全盛の世の中、あえてアナログな方法でリアルにこだわったイラストをアップするアーティストに“リアル絵”を描き始めたきっかけを聞いた。

■40万いいね集める食テロ・イラストレーター 始めた動機は「有名になりたい(笑)」

 まず話を聞いたのは、“えだまめ”のイラストで脅威の“40万いいね”を集めたイラストレーター・徳田有希さん。ふだんはゆるくてキュートなイラストを描いているが、どうしてそれとは真逆の実写的なイラストを描き始めたのだろうか?

 「自分の事をたくさんの方に知ってもらいたいと思い、どうしたら話題になるか考えました。シンプルな絵とリアルな絵を描ける人は自分以外にもたくさんいると思いますが、両立して発表している人はそんなにいないなと思ったんです。普段の絵がゆるいだけに、そこからは想像できないほどリアルな絵が描ければ話題になるかなと思ったので、チャレンジしてみました。なので、有名になりたいところが最初です(笑)」(徳田有希さん)

 スルメイカのヌメリ感や、鯛ならではの魚の光り加減など、本当に自然な色味と立体感が再現されたリアル絵。1枚を描くのに、だいたい10時間くらい、長いものだと30時間ほどかかっているというが、徳田さんはその時間も楽しんでいると言う。

 「でも、自分が好きな食べ物じゃないと気持ち的に描くのが大変ですね。焼き鳥の絵を描いたとき5本のうち1本レバーを描いたのですが、レバーが苦手なので美味しそうに表現するのが難しかったです」(徳田有希さん)

 仕事が忙しくなると、時間のかかるリアル絵の更新がなかなかできなくなるが、見てくれる人がいる限りは続けていきたいと話してくれた。


■15歳作者が色鉛筆で描いたコーラ きっかけは「楽しそうだったから」

 コーラのペットボトルの中に少しの飲みかけが残っている……そんな何でもない日常の画像が、SNSで話題に。しかしそれは15歳の慧人さんが色鉛筆で描いたリアル絵だった。イラストはすべて独学で、リアルな絵を描き始めてから一年未満だという。

 「描きはじめたきっかけは、仲の良い絵描きさんが描いていたのを見て、楽しそうだなぁと思って。最初は思うように描けなくて…だんだん満足のいくものが描けるようになってきました」

 コーラのイラストは制作時間19時間ほどだが、モチベーションが続く限り昼夜問わず書き続けてしまうのだとか。途中で心が折れることはないか聞いてみると、「ならないです! 集中力がなくなるとリアルに描けないので、もうすぐ終わりそうだとしても、描きたくないって気持ちが少しでも出てきたら、中断するようにしています」(慧人さん)
 “無理に描き進めない“が慧人さんの大事にしているコツのようだ。

 話題になったのはコーラの絵だが、慧人さんの一番のお気に入りはダイヤモンドのイラストだとか。
 「下書きがうまく言っても、色付けを失敗すると全然リアルに見えないので、少しのミスが致命的だったりするんです…。ダイヤモンドは色塗りのミスが一番少なく完成させることができたので、思い入れが強いですね」(慧人さん)



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