ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

黒羽麻璃央、2.5次元からジェンダーレスまで変幻自在「もっと驚かせたい」

 まさに“プリティ”! 俳優・黒羽麻璃央(25)が日本テレビなどできょう18日よりスタートする千葉雄大主演連続ドラマ『プリティが多すぎる』(毎週木曜 深0:59)で、金髪にド派手な原宿ファッションに身を包んだショップ店員・レイをとにかく“かわいく”演じている。ミュージカル『テニスの王子様』や『刀剣乱舞』など2.5次元ミュージカルを中心に活動し、近年ではドラマ『男水!』や映画『アヤメくんののんびり肉食日誌』など映像作品への進出も目覚ましい彼にちょっぴり変わったキャラクターを演じた今作や、カワイイ全開な役柄とギャップがある内面にも迫った。

連続ドラマ『プリティが多すぎる』(日本テレビほか)に出演する黒羽麻璃央 (C)ORICON NewS inc.

連続ドラマ『プリティが多すぎる』(日本テレビほか)に出演する黒羽麻璃央 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


■“カワイイ”を体現する存在 世界同時期放送で「海外の人にウケるといいな」

 同ドラマは、大手出版社で働く入社3年目の文芸編集部のエースだったが、「原宿系ファッション誌」に異動させられた編集部員・新見佳孝(千葉)、通称“南吉”なんきちが突如訪れた「プリティ満載」の職場にドン引きしながらも仕事や『KAWAII』文化と真っ向から向き合っていく。まったく異文化に放り込まれ、ふてくされ気味な南吉に“カワイイ”を教えるキーパーソンとなるのがレイだ。

 外見はもちろん細やかな仕草まで“ジェンダーレス”男子になりきった。「女の子っぽいというより、カワイイと思える仕草を考えました。今、普段も“萌え袖”が癖になってしまってるんですが、これって男女問わずにカワイイと思います。女性っぽいというより間のライン、“オネエ過ぎない”というところは意識しています」とこだわりを明かす。

 ここまで髪の毛を明るくしたのも自身では初めて。このビジュアルには周囲も「誰?って(笑)」と反響があったようで「変身願望って女性も男性もあると思う。男ならヒーローになりたいみたいに、違う一面を見せたいというか、ガラッと変わりたいというのはあったのでめっちゃ面白いです。俳優というお仕事を演る上でいろいろな人になれるのは幸せなこと。何色にも染まれるというのは、非常にうれしいです」と楽しんでいる様子。「もっと驚かせたいです。こういうのもできるんだって幅を広げたい」と声を弾ませた。
 
 同ドラマでは共演シーンの多い千葉から学んだことも。「千葉くんの表情とか見てたかもしれないです。舞台だと大きく表現しないといけなかったり客席に向けてやらないといけなかったりするけど、例えば眉毛がぴくっと動くとか微妙な違いでそれでも十分伝わる。すごく勉強させていただきました。簡単には真似できないけど、意識してるだけ違うかな?」と刺激を受けた。

 また、今作は日本を含めて、中国、韓国、台湾、カンボジア、香港、インドネシア、フィリピン、シンガポール、タイという世界10の国と地域(※)で、同時期放送が決定。(※1週間以内の同時期放送。配信も含む)「日本の“カワイイ”を代表しているというか、その“カワイイ”男子のトップのレイくんがスーパーアドバイザー的なポジションなので、レイくんが海外の人にウケるといいな。日の丸を背負っている感じがします(笑)2.5次元もそうですし、日本の文化ってすごい!」。

 最近はパスポートのスタンプを押されるのが楽しみというほど海外での仕事の機会も増えた。「気づいたら人生で海外なんていったことなかったんですけど、お仕事で行かせてもらえるのはうれしい。名前が麻璃央なので! 世界の人が知っている名前だし、海外の人にも多い名前だと思うので親しんでもらえればなと思います」。

■限られた時間を全力で挑む 影響を与えた作品とは?「一番、活力を与えてくれる」

 屈託ない“カワイイ”笑顔が魅力的な黒羽だが、仕事観についてはアツい想いを明かす。「僕のなかで“時間”ってキーワード。時間とか寿命というものを意識します。言ってしまえばテレビを見ているのも今こうしゃべっているのも寿命を使っている。だからなにをしていてもプラスのエネルギーで取り組まないともったいない。時間は戻ってこないから…」。そのきっかけとなったのが「めっちゃすき」だという映画『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』だ。

 「この作品は『やり直したい時に戻れる』という設定ですが、結局主人公は、最終的にその力を使わなくなる。時間ってすごく大切なんだって思いました。俳優業を演っているなかで一番、活力を与えてくれる映画です。一回だけ待受に『アバウト・タイム』って文字にしたことがあるくらいです。撮影が重なるとしんどいときも多いですがその都度、見て、明日からも頑張ろうと思っていました」。

 有限の時間をいかに大切に全力に使うか。「日々、戻ってこない時間だからこそ、仕事を頑張りたい。親を楽にさせたいとか友達とおいしいものを食べようとか、モチベーションにもつながってくると思う。いつも本気で、全力でやってます。そうでない人とは一緒にあがっていくことはできない」と力を込めた。

 目標は“その日によって違ったりする”ほど「次々やりたいことがでてくる」。そのなかで来年は「具体的な、数字の目標を持とうかなと。例えば舞台2本、ドラマ3本、映画4本とか、例えばですけど明確な数字を出してみようかな。意外と明確なものがあったほうが到達するのがわかるじゃないですか。こういう俳優になりたいって、自分が決めるものなのか見てくれる人が決めるものかわからないので数字を具体的にだしてみようかと思っています」。

 映像作品への出演が増えるなかで演ってみたい役を聞くと「なんだろう、野球選手! 過去に憧れてたからなんですけど(笑)。あと学園モノとか演ってみたいな、まだ間に合うのであれば。『ごくせん』世代なので、学園モノといえば!っていうのはあります」と掲げる。「制服は着させていただけるのであれば着たいです(笑)。髪を切ったら若返るので!」とアピールしていた。

関連写真

  • 連続ドラマ『プリティが多すぎる』(日本テレビほか)に出演する黒羽麻璃央 (C)ORICON NewS inc.
  • 連続ドラマ『プリティが多すぎる』(日本テレビほか)に出演する黒羽麻璃央 (C)ORICON NewS inc.
  • 連続ドラマ『プリティが多すぎる』(日本テレビほか)に出演する黒羽麻璃央 (C)日本テレビ
  • 連続ドラマ『プリティが多すぎる』(日本テレビほか)に出演する黒羽麻璃央 (C)ORICON NewS inc.
  • 連続ドラマ『プリティが多すぎる』(日本テレビほか)に出演する黒羽麻璃央 (C)ORICON NewS inc.

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索