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西島秀俊、予定調和を嫌う岡田准一にボヤキ「殺陣を当日の朝に変える…」

 人気グループ・V6岡田准一(37)、俳優の西島秀俊(47)が27日、都内で主演する映画『散り椿』(9月28日公開)の完成報告会見に参加。出演陣は3ヶ月にわたる殺陣のけいこを行ったが、西島は撮影当日の朝に岡田のこだわりによって変更になったことをボヤいた。

(左から)西島秀俊、岡田准一 (C)ORICON NewS inc.

(左から)西島秀俊、岡田准一 (C)ORICON NewS inc.

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 岡田が演じるのは、かつては藩を追放されるも妻の最期の願いを胸に藩の不正や権力に立ち向かっていく男・瓜生新兵衛。道場の四天王の一人という役柄から約3ヶ月にわたって殺陣のけいこに励み、激しく鋭い剣豪アクションを披露する。西島は、道場の四天王の一人で、瓜生とはかつての親友であり、一人の同じ女性を想いあう恋敵でもある榊原采女役を務める。

 立ち回りから参加した岡田の殺陣について、木村大作監督(79)は「スピードに関して言ったら三船敏郎、高倉健、仲代達矢、勝新太郎を上回るスピードだね。スピードだけって聞こえるかもしれないけど殺陣はひとえにスピードです」と大絶賛するほど。そんな腕の立つ岡田に西島は必死に食らいついたという。

 西島は「普通、殺陣はカットを割って、距離があって切れない角度で切り合ったりしている。でも、大作さんは引きでしか撮らない。どうしても本当の間合いで本気で切り合わないとうそだとバレる。けいこのときから本気の間合いで切り合った。避けきれないときは本当に切られていた。それだけギリギリのところでやっていた」と身の入ったけいこの様子を回想した。

 さらに「岡田くんが今回の撮影で一番ヒドかったのが、3ヶ月、作っては壊しをしてきた殺陣を当日の朝、変えたっていう…」とチクリ。岡田が「予定調和にならないヒリヒリした方が…。散り椿の位置とかも…」と必死に釈明すると、西島は「前日、言ってくれてもよかったよね」とこぼした。

 岡田も「2回ぐらい流されそうになったんです」と、朝の移動中の車内で1回、メイク中に1回、やんわり拒否されたことを暴露。「3回目ぐらいにようやく『わかったよ。後で確認しよう』って言ってくれた」と振り返りつつ、「西島さんだからこそできた。動きも含めて全て受け止めてくれた」と感謝の言葉が尽きなかった。

 また、池松壮亮(28)は「岡田さんは舞うように刀を運べる方。こちとら、ド素人です。西島さんもおっしゃいましたけど、1〜2ヶ月練習してきたことを『ちょっと池松くん』と本番前に呼ばれて、3パターンぐらい見せられて『どれがいいか選んで』って言われた。『そうですねぇ』と一応、お付き合いしてやってました」とボヤき。後輩からの思わぬ“口撃”に岡田は「いろいろ、なんか、すみません…。当日、変えて…」と平身低頭。仲の良さを感じさせる会見となっていた。

 同作は、日本を代表するキャメラマンとして活躍し、映画監督としても『劔岳 点の記』(2009年)で『第33回日本アカデミー賞』最優秀監督賞を受賞している木村氏が、3度目の監督作として挑んだ時代劇。撮影は富山、彦根、長野にて全編オールロケを敢行。豪華俳優陣による“美しい佇まいと生き様”が全編通して描かれた。

 会見には黒木華(28)、麻生久美子(40)も参加した。

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  • (左から)西島秀俊、岡田准一 (C)ORICON NewS inc.
  • (左から)木村大作監督、麻生久美子、西島秀俊、岡田准一、黒木華、池松壮亮 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『散り椿』完成報告会見に出席した西島秀俊 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『散り椿』完成報告会見に出席した岡田准一 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『散り椿』完成報告会見に出席した黒木華 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『散り椿』完成報告会見に出席した池松壮亮 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『散り椿』完成報告会見に出席した麻生久美子 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『散り椿』完成報告会見に出席した木村大作監督 (C)ORICON NewS inc.

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