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明智光秀のゆかりの地、滋賀・京都、大河ドラマ決定に歓喜

 2020年NHK大河ドラマ(第59作)は、戦国武将・明智光秀を主人公に、その謎めいた前半生に光を当てる『麒麟(きりん)がくる』に決定。俳優の長谷川博己が主演し、脚本は大河ドラマ『太平記』(第29作)などを手掛けた池端俊策氏が書き下ろす。19日の発表を受け、光秀にゆかりある滋賀県や京都・福知山市は歓喜に湧いている。

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 NHKでは、19日午後4時から発表会見を開いたが、その報告を受けるや滋賀県庁では、職員らが和服を羽織って歓喜した。三日月大造県知事は「滋賀県の坂本や比叡山にゆかりのある戦国武将『明智光秀』が取り上げられて、とてもうれしいです。多くの方々に知っていただき、訪れていただけるきっかけにしたい」と話し、俳句「時は今 近江耕す 麒麟かな」も披露。

 滋賀県には、光秀が1571年に比叡山延暦寺の麓にある大津市坂本に築城した「坂本城」や境内に光秀一族の墓がある「西教寺」など、光秀ゆかりの地が至る所にある。また、明智光秀公顕彰会会長である総本山西教寺執事長の喚阿宏道氏は、「これまで以上に顕彰活動を積極的に展開し、多くの方々により深く光秀の人物像を知っていただきたい」と期待を込めた。

 明智光秀、細川ガラシャらを主人公とする大河ドラマを誘致しようと、ゆかりの京都、兵庫、福井3府県の自治体が2011年4月に設立した「NHK大河ドラマ誘致推進協議会」の会長で、京都府福知山市長の大橋一夫氏は、実現を願う署名活動に26万1745筆が集まっていたことを明かし、「活動が8年目に入ったこのタイミングで大河ドラマが決定し、非常にうれしいニュースと喜ぶとともに、これまでの活動にご協力、ご尽力いただいた皆様に改めて感謝を申し上げます。大河ドラマ決定を受けて、全国から一人でも多くの方々にお越しいただき、ゆかりの地の魅力にふれていただければ光栄です」とコメントした。

 大河ドラマの舞台ともなれば、観光振興と地域経済の活性化が期待されるのは当然だが、今回決まった「明智光秀」には、本能寺で織田信長を討った謀反人のイメージからの脱却、「名君、知将としての光秀を全国に知ってほしい」と願う声も多い。

 大河ドラマ『麒麟がくる』では、「大河新時代」を掲げ、最新の研究と新解釈を反映した人物像を描いていくことを打ち出している。例えば、信長は、革新的な魔王のイメージが強いが、最近の研究では保守的かつ中世的な側面が見直されている。大河ドラマでは、父信秀から実直に受け継いだ財政面、経済面での才覚も描いていく。美濃のマムシこと斎藤道三は、一人ではなく親子二代で美濃を乗っ取ったという説を採用する予定だ。

 脚本の池端氏も「江戸時代の儒教思想によって、本能寺で光秀が信長を討ったという劇的な事件は、逆臣による反乱劇というレッテルを貼られ、それがずっと現在まで尾を引いている。本当の光秀は実はもっと魅力のある人物だったんじゃないか。本能寺の一件は光秀と信長の関係を見直すことにより意味合いが一変し、歴史の転換点として深い意義を持つのではないか、そういう説に興味を持ちました」と執筆への意欲を高めている。



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  • 2020年NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の決定を受け、明智光秀にゆかりのある滋賀県の三日月大造知事と県職員も歓喜
  • 戦国時代に明智光秀が築城した坂本城の跡(滋賀県大津市)
  • 境内に光秀一族の墓がある西教寺(滋賀県大津市)
  • 2020年放送の大河ドラマは明智光秀が主人公の『麒麟(きりん)がくる』主演の長谷川博己、脚本の池端俊策氏(C)NHK

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