ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

知念侑李、『坂道のアポロン』撮影秘話を語る ピアノ演奏は“目で覚えた”

 人気グループ・Hey! Say! JUMP知念侑李が単独初主演を務める映画『坂道のアポロン』(三木孝浩監督 3月10日公開)。ジャズの魅力に目覚める主人公を演じた知念は、本格的なピアノ演奏初挑戦。劇中では難易度の高い演奏シーンも多数登場する。

知念侑李が映画『坂道のアポロン』のピアノがシーンについて語った (C)2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会(C)2008 小玉ユキ/小学館

知念侑李が映画『坂道のアポロン』のピアノがシーンについて語った (C)2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会(C)2008 小玉ユキ/小学館

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 原作は、小玉ユキ氏により『月刊flowers』(小学館)にて連載された漫画。アニメ化でも音楽シーンの完成度の高さなどで話題を呼んだ。映画版では、知念のほか中川大志小松菜奈らが出演する。

 知念が演じるのは、医学部を目指す秀才肌の高校生・西見薫。転校により孤独を感じていたが、クラスメイトの川渕千太郎(中川)や迎律子(小松)と出会い、“一生もの”の友情と恋を知る…という役柄だ。千太郎を通じてジャズの魅力に目覚め、ピアノに打ち込んでいく姿も描かれ、千太郎との男同士の友情、そして迫力あふれるドラムとピアノのセッションは、同作の大きな見どころの一つとなる。

 薫を演じるにあたり、千太郎とのコンビネーションを重視したという知念は、「千太郎が力強さや勢いで突き進んでいる中で、薫は千太郎にはない、落ち着いた部分や考えたりする部分を持っていて。その2人のバランスというか、2人一つでいいコンビだなと思ってもらえるようにしたかったというのはありましたね」と振り返る。

 実際に劇中でも親友としての仲良い姿や、息の合ったジャズ・セッションを見ることができるが、共演の中川も「薫と千太郎のそれと変わらないような距離感が普段からあった」「知念くんのピアノに刺激を受けてもっと頑張らなきゃなと思った」と語るほど、役柄とリンクして名コンビが作り上げられていった。

 また、知念は難易度の高い演奏シーンの数々に挑戦し、アート・ブレイキーの「モーニン」、「いつか王子様が」、「マイ・フェイバリット・シングス」など有名曲を演奏している。

 メガホンをとった三木監督は、「手元がとても難しい演奏だったので、吹き替えを入れるか、顔を中心に撮らなければならないかもなと思っていた」と当初の考えを明かす。しかし、知念は楽譜が読めないにも関わらず、演奏指導の先生が弾いた指の動きを目で見て覚え、ダンスの振り付けのように完全にトレースすることで演奏を完璧にこなし、三木監督は「演奏シーンの撮影のときは完璧に弾けるようになっていたので、どこから撮ってもOKな状態で、本当にびっくりしましたね!」と知念の努力に驚いていた。

 当の知念は、「(練習の)回を重ねるごとに覚える量も増えて、毎回少しずつ弾けるようになるのが楽しくて、ピアノっていいなって、ピアノが一番いいなって今は思っていますね」と、自身の成長と共に演奏を楽しんでいった様子。「好きな曲を趣味で弾いたりもしているので、さらに上手くなったらいつかライブで見せられるようになりたいですね」と、手ごたえをにじませた。

関連写真

  • 知念侑李が映画『坂道のアポロン』のピアノがシーンについて語った (C)2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会(C)2008 小玉ユキ/小学館
  • 『坂道のアポロン』は3月10日公開(C)2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会(C)2008 小玉ユキ/小学館
  • 『坂道のアポロン』場面写真(C)2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会(C)2008 小玉ユキ/小学館

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索