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マギー、女優初挑戦で芽生えた覚悟 デビュー10周年で「もっとパワーアップしたい」

 モデルのマギー(25)が、女優・綾瀬はるか主演のNHK大河ファンタジー『精霊の守り人〜最終章〜』(毎週土曜 後9:00)のシリーズ最終章で女優デビューを果たす。きょう6日放送回から出演するマギーだが「小さい頃から演技そのものに興味があって、地域の夏休みで子どもたちが集まってやる演劇会みたいなものにも参加していて、自分から積極的にやっていました。なので、お話をいただいた時は素直にうれしかったです」と声を弾ませた。

NHK大河ファンタジー『精霊の守り人〜最終章〜』で女優デビューするマギー (C)ORICON NewS inc.

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■台本読みで女優業の魅力を実感 東出昌大の“プレゼント”に感謝「お兄ちゃんみたいに慕っています」

 同作は、作家・上橋菜穂子氏によるファンタジー小説『守り人』シリーズが原作で、人と精霊がともに暮らす架空の世界を舞台に、短槍(たんそう)使いの凄腕女用心棒・バルサ(綾瀬はるか)と、幼い頃に精霊の卵を宿し、バルサに命を救われた新ヨゴ国の皇太子・チャグムによる壮大な物語。マギーは、新ヨゴ国のオッカ村に住む、タルシュ軍との戦いで傷ついたタンダ(東出昌大)を守ろうとする、健気な村娘・ヨーナを演じている。

 オファーを受けてから、すぐに演技レッスンをスタート。慣れない経験に「終わった後はぐったりで、家に帰ったらそのまま寝てしまうみたいな生活」だったというが、真摯に役と向き合っていく中でヨーナの気持ちが自身と重なった瞬間があったと振り返る。「台本の読み合わせでせりふを読みながら泣いちゃった時があって、その時に『今、自分がヨーナだったのかな』と感じて、びっくりしました。そのまんまヨーナの言葉に乗って、自然に涙が出てくる不思議な感覚でした。その時に、お芝居って楽しいなと感じました」。

 演技の醍醐味を味わいながら本番の撮影に突入。せりふ覚えはバッチリだったが、意外なところで苦戦した。「布団をかけてあげたり、鍋に何かを入れるみたいな日常的な動きをしながら話すということが難しかった。普段は、モデルとして美しい所作をするように心がけているのですが、今回の役どころでそれをやってしまうと不自然なので、村娘らしい振る舞いをするのも大変でした」。そんな中、頼りになったのが共演者たちの存在。東出からは、自身が勉強してきた演技の基本が書かれた書籍のプレゼントをもらったとうれしそうに明かす。

 「所作やどういう気持ちで演技に挑むものなのかみたいな基本中の基本が書いてあって、それを読みながら勉強していました。本当にお兄ちゃんみたいな感じで慕っていました。綾瀬さんもすごく穏やかで明るい人で、現場の空気をすごく明るくする方なんだなって思いました。その場にいるだけで明るい空気になるのを実感して、そんな綾瀬さんと東出さんの演技や撮影に向けての取り組みなどを間近で見ることができて、とてもいい経験でした」。

■“すっぴん”で演技も抵抗なし デビュー10周年に感慨「よく頑張った」

 今作では、“すっぴん”に茶色のペイントを塗った状態で演技に挑戦しているが、抵抗はなかったのだろうか。「全くないですね。モデルやテレビに出させてもらう時は『美しく、かわいくいる』ために、自分の中で高いレベルを保たなければいけないプレッシャーがあります。もちろん、モデルのお仕事も楽しいですが、演技の舞台では、その基準は求められてない。今回の現場でいえば『ヨーナになること』が一番大切だから、自分がどう見られるかというのを全く気にせずに取り組むことができて、スゴく気持ち良かったです。だから、今後もみんなが持っていないイメージの役とかをやっていきながら、いい意味で皆さんのイメージを裏切っていきたいです」。

 好きなテレビ番組を聞いてみると「TBSでやっている『クレイジージャーニー』は、本当におもしろいですね(笑)。丸山ゴンザレスさんがメキシコのマフィアに行くやつとか、普通テレビで放送できないような世界を見ることができるので、釘付けになっています」とさっそく意外な答えで驚かせてくれたマギー。今年はデビュー10周年という節目を迎えるが「今思えばあっという間でしたけど、普通に考えて10年もこの世界にいるってスゴいなって客観的に見て思います。何で自分ここにいるんだろうっていうのと、頑張ったねって言ってあげたいです」と顔をほころばせた。

 今後の目標の話題となると、目がキラリと光った。「『ViVi』を一昨年末に卒業して、モデルの方もお仕事の幅が広がって、プロデュース業とかも始めることができたので、2017年は新しい自分を表現する方法や場所が増えた気がしました。今年はもっとパワーアップして、クリエイティブ感を持たせた仕事ができたらいいなと思います」。年明け早々から、そこに“女優”という肩書きも新たに加わることとなるが、これからの自分をどのように捉えているのだろうか。

 「演技のお仕事はすごく楽しいので、これからもチャレンジしたいです。人間の毒とか暗い部分だったりとか、人間の嫌な部分が出てくるような作品に携わることができたらうれしいです。もちろん、モデルとしての活動も続けていきたいと思っています。お洋服着るのはすごく好きで、いろんなブランドの最新の服が着られるっていうのは夢のような仕事だし、それに美意識も保たれますから(笑)。あっ、あと裏方の仕事にも興味があって…」。デビュー10周年を迎えたマギーが、これからどんな表情を見せていってくれるのか大いに期待したい。

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  • NHK大河ファンタジー『精霊の守り人〜最終章〜』で女優デビューするマギー
  • 初演技を披露するマギー

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