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【京都国際映画祭】新たな“勝新伝説”発覚 五社英雄監督とカレーの食べ方で大げんか

 京都市内を中心に開幕する『京都国際映画祭2017』(12日〜15日)のオープニングセレモニーが12日、世界遺産に登録されている京都・西本願寺の重要文化財である南能舞台で開催された。囲み取材に参加した女優・中村玉緒、映画プロデューサーの奥山和由氏は知られざる勝新太郎さんの伝説を明かした。

新たな“勝新伝説”を明かした中村玉緒 (C)ORICON NewS inc.

新たな“勝新伝説”を明かした中村玉緒 (C)ORICON NewS inc.

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 今年は1992年に亡くなった映画監督・五社英雄さんの没後25年となり、特集が組まれることになった。『三匹の侍』『人斬り』『鬼龍院花子の生涯』『極道の妻たち』『吉原炎上』などの大ヒット作の監督として知られる。

 『人斬り』などに玉緒の夫の勝新太郎さんも出演しているが、別の映画の打ち合わせの際、勝さんと五社監督はカツカレーの食べ方をめぐって大げんかしたという。奥山氏は「五社監督はせっかちでカレーを食べ始めたら、混ぜたんです。そしたら勝さんが『食べ方が違うよ』って。そしたら『勝さんね、座頭市のことだったら、あなたの言うことは何でも聞く。でも、カレーの食べ方をうんぬんかんぬん言われる覚えはない』と言った。そしたら勝さんが笑いながら『カレーについては言わないけど、カツカレーは“勝”だから』。そして、五社さんが机をバンとひっくり返して『この企画やめだ!』って」と昭和の大スターと名監督らしい大げんかを明かした。

 横で聞いていた玉緒は、この騒動を知らなかったそうだが「分かる」と大笑い。玉緒によると「すき焼きもたまごの混ぜ方をこだわる」と懐かしんでいた。その後も黒澤明監督や石原裕次郎さんと勝さんのエピソードについてしゃべり続け、進行役がやんわり次へと促しても「もっとしゃべりたい」と思い出話は尽きなかった。

 きょう12日には京都・よしもと祇園花月で『人斬り』の舞台あいさつも開催される。

 同映画祭は、1997年から開催されてきた京都映画祭の伝統と志を引き継ぎ、2014年に誕生。「映画もアートもその他もぜんぶ」をテーマに、映画以外にもアート、パフォーマンス、工芸などさまざまな分野を対象に展開する。今年のキャッチコピーは「京都三泊四日。」と掲げている。

関連写真

  • 新たな“勝新伝説”を明かした中村玉緒 (C)ORICON NewS inc.
  • 『京都国際映画祭2017』のレッドカーペットの模様 (C)ORICON NewS inc.

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