俳優の藤原竜也（34）が5日、都内で行われたTBS系連続ドラマ『リバース』（14日スタート、毎週金曜　後10：00）の試写会に出席。地味で冴えない主人公・深瀬和久を演じている藤原は、撮影現場を見学した原作者の湊かなえ氏から「シュッとされた方なので、どうせかっこいい深瀬がいると思ったら別人だった。服のセンスも悪いし、背中も丸い。藤原さんではなく深瀬がそこにいた」と絶賛された。

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　同作は、『夜行観覧車』『Nのために』などで知られる人気作家・湊かなえ氏の原作小説をもとにしたヒューマンミステリー。藤原が演じるのは、有名大学を卒業しながらも地味で、つまらないほど普通の人生を送ってきた主人公・深瀬和久。恋人のもとに「深瀬和久は人殺しだ」と書かれた告発文が届き、封印してきた親友の死と向き合っていく。

　藤原は、主人公について「面白くて好きですね」と印象を語り、「なかなか踏み出せなかったり、もぞもぞしていて切ない部分もあるけれど、僕に合っているのかな。すごく楽しい役をやらせてもらっています」と笑顔。「2月からマイナス21度のなか撮影して、きつかった」と苦労をにじませつつ、「みんなが食いつくような1話を撮ってもらって、今まで出させてもらった作品とは違うものになった。手応えがある」と胸を張った。

　恋人役を演じる戸田恵梨香（28）は、藤原とは映画『デスノート』以来10年ぶりの共演。「このタイミングでご一緒できると思わなかったのでうれしかったけれど、当時は10代だったので恥ずかしくもありました」と照れ笑いしていた。