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『バイオハザード』監督が明かす“最終章”の理由「今がフィナーレの時」

 日本発の人気ゲームをミラ・ジョヴォヴィッチ主演で映画化した人気シリーズ最新作『バイオハザードVI:ザ・ファイナル』(12月23日公開)。2002年の第1作公開以来、世界中でブームを巻き起こしたが、ついに本作が“最終章”を迎える。人気作だけに終わりを残念がるファンも多いが、ジョヴォヴィッチの夫でもあり、メガホンをとったポール・W・S・アンダーソンに最終章を決断した理由や、本作でハリウッドデビューを果たしたローラについて聞いた。

シリーズ最終章『バイオハザード:ファイナル』は12月23日公開

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――企画や製作でポイントにしたところは?
【アンダーソン監督】物語の面では1作目の地に戻るという部分と、アリスが自分の正体を遂に知るという部分がポイントです。制作は、アフリカで撮影するという選択をしたこと。単純に場所として素晴らしいだけでなく、エネルギーやスペクタクルな部分もクリエイティブなかたちで注入できると思ったからです。

――日本からローラさんが参加しています。起用された理由は?
【アンダーソン監督】シリーズにはそもそものDNAに「日本」というものが色濃くあって、映画を作ってきた中でも日本との絆を大切にしてきました。今回の舞台は北米が舞台ですが、日本とのリンクは続けたいと思ってローラを起用することになりました。仕事ぶりは最高でしたね! 文句一つ言わず乗り越えてくれました。アクションシーンもかなり良いシーンがあるのでお楽しみに!

――本作が“最後”と言われていますが、なぜ今回で終わりを決められたのですか?
【アンダーソン監督】6本のシリーズを手掛けられたということは、いわば3部作を2回できたわけで、非常に大きな達成感があります。すべてのものは終わらなければならないので、このシリーズが強いうち、皆さんに愛されているうちにスペクタクルな形で終わらせたかったのです。

それに加え、僕はこの15年、アンブレラの真の目的、レッドクイーンの正体、これらの秘密を抱えて生きてきました。それを観客の皆さんに明かしたいという強い思いもあり、今がフィナーレの時だと考えました。

――長くシリーズを続けていく中で意識してきたことは?
【アンダーソン監督】多くのシリーズものは、作り手が変わることでその作品が持っていた成功の理由やビジョンが崩れてしまうということがよく起こってしまいます。『バイオハザード』に関しては、最後まで見通したいと最初から強く思っていました。自分のキャリアの中でも記念碑的なシリーズ作品を作って残したいという想いがあったからです。

ミラもまれな例で、同じシリーズの主役を6本も続けた女優さんはなかなかいません。僕と彼女が一緒に作っているというのもこの作品が成功している理由ではないかと思います。僕は脚本も書くし、監督もするし、ミラという女優と仕事をすることも大好きで、一緒に楽しんでいるので作り続けることができました。間違いなく僕のミューズです。ミラとタッグを組むたびに新たにエネルギーを感じますし、新しいチャレンジがあります。

――アリス役を演じきったジョヴォヴィッチさんに監督として、夫としてかける言葉は?
【アンダーソン監督】「次は何をしようか?」と声をかけようかな(笑)。

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