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ベッキー“金スマ”を彷彿? 中居正広がふたたび見せた対人術

 4日放送の『Momm!!』(TBS系)で、様々な世代とジェネレーションギャップを超えて渡り合う中居正広の、対人術や哲学が垣間見える一幕があった。

ベッキー (C)ORICON NewS inc.

ベッキー (C)ORICON NewS inc.

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 この日は、50代の視聴者から寄せられた「新入社員の場にそぐわないファッションを上司として注意すべきか否か」という悩み相談からスタート。堀内孝雄貴水博之らが大人の立場から意見を述べる中、中居は「僕は何にも注意しないし、全然いいと思ってるんですよ。いや、勧めないですよ。それで切られる人は切られるし」と、やや突き放すようにコメント。

 しかし「僕も中学生のとき、太いボンタンとかリーゼントとかで親に怒られたけど、親の時代とは流行りが違うから、自分が大人になったときは言わないようにしようと思った」と自らの体験を付け加え、「親が言ったって聞かないよ、本人が気づかないと。そういう環境(の変化)を感じるまでやらせてもいいんじゃないかな〜」と提案した。

 一方、宮田俊哉Kis-My-Ft2)と指原莉乃AKB48)が、目上の者から“怒られるのが嫌だ”“何度もやりとりするのが嫌だ”といったこの世代らしい理論を語ると、「めんどくさいんだべ、ガチャガチャするの。とりあえずトラブルとか避けたいよね」「過程のやりとりにエネルギーを使いたくないんだ」と理解を示して適度に解説。

 さらに、意見を違えていたはずの堀内と指原が「頭ごなしに注意されるより、褒めながら言ってくれれば頑張れる」という点で意気投合すると、「みんなやっぱり芸能人で、いつも“いいよいいよ”って言われてるから、基本的に甘えん坊だね。ケースによっては(一般人と)違うかもな〜」と、優しい口調ながら厳しい指摘。自らの立場も踏まえつつ、その一言が場をクールダウンさせた。

 立場の違う者それぞれの心情や意見を慮って受け入れ、わかりやすく説明する聞き役となったこの日の中居。だがそれだけでは終わらず、いわゆる素人感覚や庶民感覚に基づく“第三者の厳しい目”を持ち、どんな相手にも冷静な自身の意見をぶつけた。単なる調整役ではなく、絶妙な“気づき”を投げかけて視聴者をも納得させる。それが中居正広という男の特筆すべき才能だ。

 今回の『Momm!!』では、不倫騒動後のベッキーと向き合った『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)を彷彿させるものがあった。あの日、「会見で嘘はありましたか?」「付き合ってないっていのは通用しないんじゃないかな」と、世間が絶対に聞きたいことを真っ直ぐに問いながら、ベッキーの気持ちをそっと受け入れて言葉を引き出した中居。彼のバランス感覚は、トラブルやジェネレーションギャップと向き合う運命にある我々の、理想の上司像となるかもしれない。
(文/坂戸希和美)

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