関西テレビ・フジテレビ系『お義父さんと呼ばせて』(毎週火曜 後10:00)に主人公の大道寺保(遠藤憲一)の恋敵・砂清水誠役で出演中の俳優・山崎育三郎。仕事ができてハンサムで一見パーフェクトな男性でありながら、どこか残念感が漂うアクの強いキャラクターを好演している。ドラマは15日放送の第9話が最終回。山崎も「お別れがつらい」という砂清水について語った。
■砂清水のキャラクターは「みんなに作っていただいた」
初めて監督とお話した時に「ミュージカル界のプリンス、山崎育三郎さんのイメージで、キラッキラでお願いします」と言われました。まったく意味がわからなかったのですが(笑)、原作のないオリジナル脚本なので一から自分で、というより演出家の方や共演シーンの多い花澤紀一郎役の渡部篤郎さんからアイデアをいただいて、みんなに作っていただいた感覚がありますね。
砂清水はヒロインの花澤美蘭ちゃん(蓮佛美沙子)に恋心を抱いている青年で、何度アタックしてフラレても美蘭ちゃんが好きな気持ち100%。その上、自分のことも大好きだろうと思ったんです。だから、純粋に全力でかっこいいと信じて真っ直ぐ生きている。周りから「イタイ」と言われても気づかない。そこが面白おかしく見えるといいなって、思いました。
■渡部篤郎&遠藤憲一「すごく大きな出会いになりました」
渡部さんとは初共演ですが、かわいがっていただいていて。「砂ちゃんいいね」「イケてるよ」「もっとやっちゃっていいよ」と盛り上げてくださいます(笑)。現場で僕が裸になれる空気を作ってくださって。渡部さんがいたから僕はのびのびと砂清水を演じることができたといっても過言ではない。いろいろアドバイスをくださって、かなり助かっています。
遠藤さんとは、恋敵ということで僕がグイグイ攻めていく感じなんですが、一緒に芝居をしていて本当に楽しいんですよね。役に入り込んでしまって、思わず台本にはないせりふが出ちゃうことがあるんです、そういうアドリブもちゃんと受け止めてくれて的確なアドリブで返してくださる、安心感がありますね。主演の役者が現場の雰囲気を作ると思うので、お二方の現場での居方は勉強になりました。すごく大きな出会いになりました。
■「砂清水うざいな」反響に手応え
先日、街なかで女子高生たちに、「わ〜、砂清水だ〜」と囲まれて、「ウケるんだけど〜」と言われました(笑)。とにかく、反響はすごく感じています。視聴者の皆さんに、「砂清水うざいな」「イライラする」「でもなんか気になる」…そう思っていだくのがテーマでもありました。スパイスのような存在になれたらいいなと思っていました。
僕自身、ずっとミュージカルの世界でやってきて、『レ・ミゼラブル』や『ミス・サイゴン』、『ロミオとジュリエット』といったシリアスな作品に出演することが多かったですし、正直、ここまでコミカルな役は初挑戦といって言い。ミュージカルを観たことがない人にとっては、山崎育三郎=“『下町ロケット』の真野”だったイメージが、いまでは“砂清水”になって、普段からそういうキャラなんじゃないかと思われてしまうくらい、注目していただけて。新しい自分に出会えた、この作品で引き出していただいたという感謝の気持ちでいっぱいです。
僕はその時やっている役に普段の生活でも寄り添うところがあって。『下町〜』の真野をやっている時はヒゲを生やして、髪の毛もぐしゃっとしていて(笑)。いまは“砂清水中”なので、少しテンション高めです。また違う役をやったら、違う自分が出てくるんじゃないかと(笑)。
■バラエティー番組でも爪あと残す「限界は決めずにやっていきたい」
ミュージカルでは、だいたい2000人くらいの観客が入る劇場の最後列の方まで、せりふが届くように演じていますし、その日、その時の劇場空間を楽しみたいというのが根底にあって。バラエティー番組に出演する時も同じ感覚で。それに、20代前半の頃から一人でディナーショーをやらせていただいたりして、ファンの前でしゃべる機会がけっこうあり、鍛えられてきたと思うんです。ミュージカル俳優って、歌にお芝居にダンスに、さらにはトーク力まで求められる。人前に出るなら、皆さんに楽しんでいただきたい、何か喜んでもらえることをしたい、と思いはバラエティーにも生かせるのかなって。
20代はずっとミュージカルだけをやってきたので、30代はミュージカルを続けるのはもちろんですが、映像の仕事でも何でもチャレンジして、役者としての幅を広げていきたい。限界は決めずにやっていきたいです。
砂清水とももうすぐお別れかと思うとすごくさみしいですね。保さんと美蘭ちゃんがどうなるのか気になりますが、最終話では砂清水にも大きなサプライズがあります。初めてブレる砂清水をお見逃しなく(笑)。
■砂清水のキャラクターは「みんなに作っていただいた」
初めて監督とお話した時に「ミュージカル界のプリンス、山崎育三郎さんのイメージで、キラッキラでお願いします」と言われました。まったく意味がわからなかったのですが(笑)、原作のないオリジナル脚本なので一から自分で、というより演出家の方や共演シーンの多い花澤紀一郎役の渡部篤郎さんからアイデアをいただいて、みんなに作っていただいた感覚がありますね。
砂清水はヒロインの花澤美蘭ちゃん(蓮佛美沙子)に恋心を抱いている青年で、何度アタックしてフラレても美蘭ちゃんが好きな気持ち100%。その上、自分のことも大好きだろうと思ったんです。だから、純粋に全力でかっこいいと信じて真っ直ぐ生きている。周りから「イタイ」と言われても気づかない。そこが面白おかしく見えるといいなって、思いました。
■渡部篤郎&遠藤憲一「すごく大きな出会いになりました」
渡部さんとは初共演ですが、かわいがっていただいていて。「砂ちゃんいいね」「イケてるよ」「もっとやっちゃっていいよ」と盛り上げてくださいます(笑)。現場で僕が裸になれる空気を作ってくださって。渡部さんがいたから僕はのびのびと砂清水を演じることができたといっても過言ではない。いろいろアドバイスをくださって、かなり助かっています。
遠藤さんとは、恋敵ということで僕がグイグイ攻めていく感じなんですが、一緒に芝居をしていて本当に楽しいんですよね。役に入り込んでしまって、思わず台本にはないせりふが出ちゃうことがあるんです、そういうアドリブもちゃんと受け止めてくれて的確なアドリブで返してくださる、安心感がありますね。主演の役者が現場の雰囲気を作ると思うので、お二方の現場での居方は勉強になりました。すごく大きな出会いになりました。
■「砂清水うざいな」反響に手応え
先日、街なかで女子高生たちに、「わ〜、砂清水だ〜」と囲まれて、「ウケるんだけど〜」と言われました(笑)。とにかく、反響はすごく感じています。視聴者の皆さんに、「砂清水うざいな」「イライラする」「でもなんか気になる」…そう思っていだくのがテーマでもありました。スパイスのような存在になれたらいいなと思っていました。
僕自身、ずっとミュージカルの世界でやってきて、『レ・ミゼラブル』や『ミス・サイゴン』、『ロミオとジュリエット』といったシリアスな作品に出演することが多かったですし、正直、ここまでコミカルな役は初挑戦といって言い。ミュージカルを観たことがない人にとっては、山崎育三郎=“『下町ロケット』の真野”だったイメージが、いまでは“砂清水”になって、普段からそういうキャラなんじゃないかと思われてしまうくらい、注目していただけて。新しい自分に出会えた、この作品で引き出していただいたという感謝の気持ちでいっぱいです。
僕はその時やっている役に普段の生活でも寄り添うところがあって。『下町〜』の真野をやっている時はヒゲを生やして、髪の毛もぐしゃっとしていて(笑)。いまは“砂清水中”なので、少しテンション高めです。また違う役をやったら、違う自分が出てくるんじゃないかと(笑)。
■バラエティー番組でも爪あと残す「限界は決めずにやっていきたい」
ミュージカルでは、だいたい2000人くらいの観客が入る劇場の最後列の方まで、せりふが届くように演じていますし、その日、その時の劇場空間を楽しみたいというのが根底にあって。バラエティー番組に出演する時も同じ感覚で。それに、20代前半の頃から一人でディナーショーをやらせていただいたりして、ファンの前でしゃべる機会がけっこうあり、鍛えられてきたと思うんです。ミュージカル俳優って、歌にお芝居にダンスに、さらにはトーク力まで求められる。人前に出るなら、皆さんに楽しんでいただきたい、何か喜んでもらえることをしたい、と思いはバラエティーにも生かせるのかなって。
20代はずっとミュージカルだけをやってきたので、30代はミュージカルを続けるのはもちろんですが、映像の仕事でも何でもチャレンジして、役者としての幅を広げていきたい。限界は決めずにやっていきたいです。
砂清水とももうすぐお別れかと思うとすごくさみしいですね。保さんと美蘭ちゃんがどうなるのか気になりますが、最終話では砂清水にも大きなサプライズがあります。初めてブレる砂清水をお見逃しなく(笑)。
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2016/03/12