俳優の佐藤浩市が20日、都内で行われた映画『愛を積むひと』初日舞台あいさつに登壇した。“日本で一番美しい村”美瑛町を舞台に佐藤と樋口可南子演じる夫婦の愛を描く同作にちなみ、サプライズで佐藤の妻からの手紙を樋口が代読。愛情の詰まった手紙を樋口が感極まりながら読み上げると、佐藤も思わず顔で手を隠して男泣きする場面がみられた。 樋口が手紙を読み始めようとすると「うちの!?」と思わず声を上げて確認した佐藤。手紙を読めないように手でかすなどの“妨害行為”で笑いを起こしたものの、いざ結婚当初に「自分が死んだら保険金で好きな映画を作ってね」と話した妻の「自分が浩市さんよりも、先に逝ってしまうような気がしたのは本当です」と本音を聞くと、客席に背を向け涙をぬぐった。
2015/06/20