2014年度の大トリを飾る映画賞『第24回日本映画プロフェッショナル大賞』授賞式が9日、東京・テアトル新宿にて開催され、主演女優賞の二階堂ふみ、主演男優賞の池松壮亮、新進女優賞の武田梨奈ほか、各個人賞を受賞した品川徹、武正晴監督、山戸結希監督、カンパニー松尾監督らが出席。花束プレゼンターには、大林宣彦監督や安藤サクラ、門脇麦、太賀らが登場したほか、サプライズで常盤貴子も来場。立ち見席も完売し超満員となった会場には、メジャー映画賞とは異なる視点で良作を表彰する同映画賞にエールを送る俳優、スタッフら映画人が集結した。
『野のなななのか』で特別賞を受賞した品川の花束プレゼンターで登場したのが、同作のメガホンをとった大林監督。同作はかつての戦争の影と現代を生きる人の生き死にのつながりを描く。登場するやMCに代わってトークを進めた大林監督は、品川と年齢の話をしながら、戦争に話を向ける。品川は「今の平和な日本に住んでいると、私でさえ戦争があったことが信じられなくなってくる」。大林監督は「私たち戦争を知っている年寄りが、戦争のことを伝えていかないといけない。『野のなななのか』も老人だからこそ描かなければいけない映画だった」と静かな口調で語りかけた。
そんな同作で品川が個人賞を受賞したことをよろこぶ大林監督。品川も「こういう賞があることを知らなかった」としながら、同映画賞主宰者でMCも務める大高宏雄氏に向かって「プロフェッショナルという言葉がいい。私もプロと認められたのだと思った。爺さんになったけど、もう少しがんばっていいんだよと言われたようでうれしい」と謝意を伝えた。
すると大林監督は「私は品川徹を俳優のプロだと思ったことは一度もない」。これに品川は「私はブログをやっていて、コメントでよく“役作り”を聞かれるけど、そんなこと考えたことはない。どんな役をやっても品川徹でしかない。そういう気持ちでいつもやっている」。大林監督は「品川徹は人間のプロ」と称賛し、会場から大きな拍手を浴びた。
また、同作に出演した常盤貴子もサプライズで品川の祝福に駆けつけ、大林監督と撮影時を振り返りながら品川のエピソードを披露。3人の笑顔と和やかなトークは、ときに笑いを巻き起こしながら、映画ファンが集った会場を温かく包み込んだ。
『野のなななのか』で特別賞を受賞した品川の花束プレゼンターで登場したのが、同作のメガホンをとった大林監督。同作はかつての戦争の影と現代を生きる人の生き死にのつながりを描く。登場するやMCに代わってトークを進めた大林監督は、品川と年齢の話をしながら、戦争に話を向ける。品川は「今の平和な日本に住んでいると、私でさえ戦争があったことが信じられなくなってくる」。大林監督は「私たち戦争を知っている年寄りが、戦争のことを伝えていかないといけない。『野のなななのか』も老人だからこそ描かなければいけない映画だった」と静かな口調で語りかけた。
そんな同作で品川が個人賞を受賞したことをよろこぶ大林監督。品川も「こういう賞があることを知らなかった」としながら、同映画賞主宰者でMCも務める大高宏雄氏に向かって「プロフェッショナルという言葉がいい。私もプロと認められたのだと思った。爺さんになったけど、もう少しがんばっていいんだよと言われたようでうれしい」と謝意を伝えた。
すると大林監督は「私は品川徹を俳優のプロだと思ったことは一度もない」。これに品川は「私はブログをやっていて、コメントでよく“役作り”を聞かれるけど、そんなこと考えたことはない。どんな役をやっても品川徹でしかない。そういう気持ちでいつもやっている」。大林監督は「品川徹は人間のプロ」と称賛し、会場から大きな拍手を浴びた。
また、同作に出演した常盤貴子もサプライズで品川の祝福に駆けつけ、大林監督と撮影時を振り返りながら品川のエピソードを披露。3人の笑顔と和やかなトークは、ときに笑いを巻き起こしながら、映画ファンが集った会場を温かく包み込んだ。
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2015/05/10