芸人のドラマ進出が増える中、TBS系日曜劇場『天皇の料理番』(毎週日曜 後9:00)にはお笑いトリオ・我が家の坪倉由幸と、3月にピン芸人に転向した「シャカ大熊」こと大熊ひろたかがレギュラー出演している。同じ事務所に所属し、お笑いライブで共演してきた二人が、“笑い”を排除して、真っ白なコック服に身を包み、真剣に演技に取り組んでいる。撮影も佳境の最中、二人に話を聞いた。
同作は、片田舎の青年が料理人になりたいという夢をかなえ、ついには「天皇の料理番」と呼ばれるほどの料理人にまで上り詰めていくという、史実に基づいた究極の人間ドラマ。TBSがテレビ放送を開始して60周年となる節目に、特別企画として制作・放送している作品だけに、“芸人だから”という甘えは一切通用しない。
坪倉は「コントと芝居は違うな、と思います。我が家のコントでは、おのおのが目立っていいのですが、ドラマなどの撮影現場は悪目立ちしたらダメだな、と考えたり。正直に言うと1ヶ月前に撮影したシーンを撮り直したい気持ちです。『OK』が出たけど、(監督は)しぶしぶ『OK』を出したのじゃないかなぁ、と思えてくるんです」と壁にぶつかっているようだった。
大熊も「僕も舞台の脚本・演出をするのですが、舞台はもともとは脚本家のもの、けいこが始まると演出家のもの、幕が開くと役者のものになる。ドラマなどの映像作品は監督のもの、視聴者のものなんですよね。いずれにしても、役者は素材。料理の話ではないでけど、素材として使ってもらうからには“いい素材”でありたいな、と思いました」と本気モードで語った。
そんな二人に与えられた役は、主演の佐藤健演じる主人公・秋山篤蔵が料理人としての第一歩を踏み出す「華族会館」の厨房で共に働く料理人。坪倉は料理長の宇佐美(小林薫)の片腕でチーフの奥村役、大熊はスープ係を担当する藤田役を演じる。
厨房のスタッフ役の出演者は皆、服部栄養専門学校で料理指導を受けてから撮影に臨んでいるが、普段、ほとんど料理をしない坪倉は「料理指導の人に『全然ダメですよ、チーフ(役)なのに、一番下手』と言われてしまいました(笑)」と打ち明け、そのことを視聴者に悟られないように演技していると明かした。一方、料理が得意な大熊は「包丁の持ち方、スープ係りなのでポタージュの作り方、漉し方、練習しましたが、実際の撮影では鍋と向き合うシーンが多くて…」と少し物足りない様子。
対照的な二人だが、「佐藤健さんが、とても格好いい」という点については口をそろえる。「健さんの料理の腕が、回を重ねるごとに成長していくので、ぜひ観てください」とアピールした。
同作は、片田舎の青年が料理人になりたいという夢をかなえ、ついには「天皇の料理番」と呼ばれるほどの料理人にまで上り詰めていくという、史実に基づいた究極の人間ドラマ。TBSがテレビ放送を開始して60周年となる節目に、特別企画として制作・放送している作品だけに、“芸人だから”という甘えは一切通用しない。
坪倉は「コントと芝居は違うな、と思います。我が家のコントでは、おのおのが目立っていいのですが、ドラマなどの撮影現場は悪目立ちしたらダメだな、と考えたり。正直に言うと1ヶ月前に撮影したシーンを撮り直したい気持ちです。『OK』が出たけど、(監督は)しぶしぶ『OK』を出したのじゃないかなぁ、と思えてくるんです」と壁にぶつかっているようだった。
大熊も「僕も舞台の脚本・演出をするのですが、舞台はもともとは脚本家のもの、けいこが始まると演出家のもの、幕が開くと役者のものになる。ドラマなどの映像作品は監督のもの、視聴者のものなんですよね。いずれにしても、役者は素材。料理の話ではないでけど、素材として使ってもらうからには“いい素材”でありたいな、と思いました」と本気モードで語った。
そんな二人に与えられた役は、主演の佐藤健演じる主人公・秋山篤蔵が料理人としての第一歩を踏み出す「華族会館」の厨房で共に働く料理人。坪倉は料理長の宇佐美(小林薫)の片腕でチーフの奥村役、大熊はスープ係を担当する藤田役を演じる。
厨房のスタッフ役の出演者は皆、服部栄養専門学校で料理指導を受けてから撮影に臨んでいるが、普段、ほとんど料理をしない坪倉は「料理指導の人に『全然ダメですよ、チーフ(役)なのに、一番下手』と言われてしまいました(笑)」と打ち明け、そのことを視聴者に悟られないように演技していると明かした。一方、料理が得意な大熊は「包丁の持ち方、スープ係りなのでポタージュの作り方、漉し方、練習しましたが、実際の撮影では鍋と向き合うシーンが多くて…」と少し物足りない様子。
対照的な二人だが、「佐藤健さんが、とても格好いい」という点については口をそろえる。「健さんの料理の腕が、回を重ねるごとに成長していくので、ぜひ観てください」とアピールした。
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2015/05/08