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山下智久、現代版『アルジャーノンに花束を』で連ドラ主演 野島伸司とタッグ

 歌手で俳優の山下智久が、4月よりスタートするTBS系ドラマ『アルジャーノンに花束を』(毎週金曜 後10:00)に主演することが6日、明らかになった。米作家のダニエル・キイスさんによるベストセラー小説を、『未成年』(1995年、TBS)『聖者の行進』(98年、TBS)、『明日、ママがいない』(2014年、日本テレビ)などの話題作を手がけた野島伸司氏の脚本監修で現代の日本に置き換えてアレンジ。幼児並の知能を持った精神遅滞者の青年が手術により天才的な知能を手に入れたことで知る愛と憎しみ、喜びと孤独。人間の心の真実に迫るヒューマニズム作品に、山下と野島氏のタッグで挑む。

ダニエル・キイス/小尾芙佐訳『アルジャーノンに花束を』(ハヤカワ文庫)が山下智久主演で実写ドラマ化

ダニエル・キイス/小尾芙佐訳『アルジャーノンに花束を』(ハヤカワ文庫)が山下智久主演で実写ドラマ化

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 原作は1959年に発表されて以降、日本でも累計発行部数320万部と半世紀に渡って愛され続ける不朽の名作。今までに3度の映画化、日本でもテレビドラマや舞台作品などが制作されてきた。

 原作版の主人公・パン屋の店員で32歳のチャーリイ・ゴードンを同作では少年刑務所に入っていたなど事情のある若者が集まっている花の配送センター「ドリームフラワーサービス」で働く28歳の白鳥咲人(山下)に置き換える。山下は「まだ手探りな状態です。すごく難しいし自分としてもチャレンジな役柄なので、最後まで気を抜かずに1個1個自分のものにできるように頑張っていきたいと思っています」と奮起。

 野島氏は「小説には時々発明と言える作品が生まれる事があります。『アルジャーノンに花束を』も紛れもなくその一つと言えるでしょう」と原作を讃えた上で「ただ長い連続ドラマにおいては付け足し、現代的な解釈など補わなければならない部分が少なからずあります。原作ファンは元より、新しく知るであろう人たちをも満足出来るような作品作りをスタッフ、キャスト一同目指して行きたい」と意気込みを語っている。

 山下自身「この役は相当チャレンジ」というほどの難役だが「初めての経験なので、色々勉強させてもらっていますが、まだまだ見えない部分もたくさんあるので、なるべくそれを無くしていきたい」と前向きにコメント。野島氏も「役者として一人二役を演じる、しかも現実味には一人であり二人である、なおかつその繊細に変わりゆく姿すら演じるという最高難度の芝居が要求される。山下君なら越えてくれると信じてます」と期待を込めている。

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