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菅野美穂&小泉孝太郎、役柄に共感 ディズニー映画『ベイマックス』

 きょう公開のディズニー・アニメーション作品『ベイマックス』で、ディズニー本社の厳しい審査をクリアし、同社作品に声優として初参加した菅野美穂(37)と小泉孝太郎(36)。それぞれ普段の自分に近い部分があると共感を寄せるキャラクターの魅力について語った。

ディズニー・アニメーション作品『ベイマックス』で声優を務める(左から)小泉孝太郎、菅野美穂 (C)ORICON NewS inc.

ディズニー・アニメーション作品『ベイマックス』で声優を務める(左から)小泉孝太郎、菅野美穂 (C)ORICON NewS inc.

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 同作は、東京とサンフランシスコを融合したかのような架空都市“サンフランソウキョウ”を舞台に、優しすぎるケア・ロボット“ベイマックス”と天才少年“ヒロ”が感動の冒険を繰り広げる物語。

 菅野は両親を亡くした兄弟、兄タダシと弟ヒロの母親代わりとなり、育ち盛りの男の子二人を世話してきた愛すべき叔母・キャス、小泉は深い愛情でヒロを守ってきた誠実なタダシの声を演じている。

◆キャラクターの完成度の高さに感銘

 二人とも声優に難しさもあったというが、菅野は「キャスティングはなるほどなと膝を打つ感じでした。明るいところが私と似ています」と笑い、「私も甥っ子がいますが、普段遊ぶ機会はキャスほど多くはないですし、話すときは甥っ子中心の会話になっています。でも、大きくなったらキャスみたいな会話になるのかな」と想像を巡らせる。

 母親代わりとなり兄弟を育てる姿には「母性愛があったと思います。多感な時期の男の子が二人いて、自分だったらどうしようって思いますが、やりたいことを好きにやらせてあげる。自分自身はマイペースで、パワフルだけれど抜けていることろもあったりして、すごく絶妙ですよね」とキャラクター一人ひとりの想いや人生さえ見えてくる完成度の高さに感銘。「キャスとしては、結婚もしていないし、今後どうなるのかっている不安もあると思いますが、それを見せず悲観的にならない。あんな叔母さんだったら一緒にいて楽しいだろうなって思います」と憧れを抱く。

 菅野のキャラクター分析に、小泉は「せりふでは描かれていないけれど、タダシとヒロはキャスに甘えているところはあると思います。劇中でそういうシーンは描かれてはいないですが、演じていて感覚的には救われたところがあります」と話す。

◆作品で描かれる家族の“絆”に共感

 小泉には弟がいるが、「タダシとヒロの関係性はよくわかる」という。お互いロボット工学を学ぶ兄弟の姿を見て「ライバル心もあったと思います。兄弟がいるからこそ切磋琢磨して成長できる部分は、共感したところです。自分にもこういう感覚あったなぁって。特に、子どものときは対抗心が芽生えたりとか、男同士ならではの感覚とか、初めての声優でしたがすごく役立ちました」と実体験が役作りにも活かせたようだ。

 また、劇中では兄を失ったヒロが悲しみのあまり心を閉ざす中、形見のベイマックスに消えない家族の絆を見出していく姿が描かれているが、ヒロと同じように小泉自身も家族の“絆”を実感した瞬間があったことを明かした。

 「仕事を始めて2、3年の頃、芝居や演技がよくわからなくて、自分はこの世界で通用しないんじゃないかって悩んでいた。その時、父が『例え5年、10年、仕事がなくても役者を一生の仕事にしようと思いなさい。仕事がないとしても、一生懸命やっていれば人は見ていてくれるから』と言ってくれて。楽になりましたし、救われた。芸能界は不安定な世界だと年々痛感するなかで、心の支えになっています」。

 今でもよく思い出すというその言葉に「2人でいるときにふと言ってくれたので、不安な気持ちを察してくれたんだと思います」と感謝を口にすると、「『ベイマックス』も観るって言ってくれているのですが、あの人が映画館で観るって想像つかないですし、映画館の人もびっくりしそうですよね」と屈託なく笑っていた。

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  • ディズニー・アニメーション作品『ベイマックス』で声優を務める(左から)小泉孝太郎、菅野美穂 (C)ORICON NewS inc.
  • 自身が声で演じたキャラクターや作品に共感を寄せていた (C)ORICON NewS inc.
  • ディズニー・アニメーション作品『ベイマックス』で声優を務める菅野美穂 (C)ORICON NewS inc.
  • ディズニー・アニメーション作品『ベイマックス』で声優を務める小泉孝太郎 (C)ORICON NewS inc.

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