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元ディズニー・四角英孝氏、『アナ雪』を蹴って『星の王子さま』へ

 名作小説『星の王子さま』をハリウッドが映画化する『リトルプリンス 星の王子さまと私』。同作の重要なパートとなるキャラクター監修を務めたのが、ディズニーで『シュガー・ラッシュ』などを手がけてきた四角英孝氏。『アナと雪の女王』に取りかかる予定だったところを自ら外れて、星の王子さまのプロジェクトに参加した経緯を明かした。

 “現実世界”を最先端のCGアニメーション、“星の王子さまの世界”を温かみのあるストップモーションアニメーションで描く、“ハイブリッド・アニメーション”が用いられた同作。原作のイメージをそのままに『星の王子さま』の魅力を徹底的に引き出すと力強く語るのが、『カンフーパンダ』などで知られるマーク・オズボーン監督。

 そんなオズボーン監督のビジョンと才能に惹かれてアニメ界から多くの一流アーティストが集結。四角氏もそのひとりであり、当時『シュガー・ラッシュ』の制作も終盤に差しかかり、『アナと雪の女王』に取りかかる予定だった。しかし、星の王子さまのプロジェクトに参加できること、オズボーン監督と一緒に仕事ができること、パリに住めること、この3点に惹かれて、ディズニーを辞めて同プロジェクトに参加した。

 そんな四角氏に、今年一大ムーブメントになった『アナ雪』に携わらなかったことへの後悔があるのかを探ろうとすると、「当時はまさか『アナ雪』がオスカーを獲るとは思っていなかった」と笑った。また「この作品に、17年間CGキャラクター作りに関わってきた経験の全てを傾けようという気持ちで取りかかりました」と熱い想いを明かした。

 四角氏は、『リトルプリンス 星の王子さまと私』の主人公になる、9歳のリトルガールについて語る。「観客に感情移入してもらうために、多彩なポーズ、微妙な表情、歯並び、あらゆるところにこだわりました。アニメ作品で主人公が服を着替えることはあまりないのですが、リトルガールは数回着替えるところもこだわりのひとつであり、髪型も変わります。そして(オズボーン監督と同じで)僕もまた宮崎アニメの大ファン。その影響は無意識にリトルガールにも反映されました」。

 また、四角氏がもっとも情熱を燃やすのはCGアニメーションとストップモーション・アニメーションの融合。「現実世界がCGアニメーション、星の王子さまの世界がストップモーション・アニメ。この映画は、そのギャップを埋めるチャンスだと思いました」。同作が、現行のアニメーションをネクストレベルに押し上げる作品となることを確信している。



関連写真

  • 『リトルプリンス 星の王子さまと私』キャラクター監修を手がけた四角英孝氏
  • マーク・オズボーン監督(左)と四角氏
  • マーク・オズボーン監督(左)と四角氏

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