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ハリウッド『星の王子さま』アニメ化の裏に宮崎駿の影響

 2015年12月に全国公開される、来年の洋画最注目作『リトルプリンス 星の王子さまと私』。名作小説『星の王子さま』が初めて映画化されることで大きな話題になっている同作のマーク・オズボーン監督に話を聞くと、メイキングやフッテージ映像を見せながら、同作に懸ける並々ならぬ情熱を溢れさせて答えてくれた。宮崎駿の大ファンというオズボーン監督は、同作のヒロインである9歳の少女は、宮崎作品からインスピレーションを受けたキャラクターと明かす。

 今年8月の製作発表からベールに包まれたままだった同作だが、このほど小説の“その後の物語”となる映画版のストーリー、9歳の少女と年老いた飛行士が主人公になることなどが明らかになった。

 1943年に初出版されたアントワーヌ・サン=テグジュペリによる『星の王子さま』は、これまでに270以上の言語に翻訳され、全世界で1億1500万部以上を売上げた不屈の名作。そんな同作を、70年を経て初めてのアニメーション映画化に挑むオズボーン監督は、最初のオファーを断ったという。

「私自身も原作の大ファン。妻との絆になった本であり、我々の人生の一部でもある物語であるうえに、本当に詩的で宝物のような物語だから映像化は無理だと思ってお断りしたのですが、そのあとに原作の1節を思い出しました。“心で見なければものごとはちゃんと見えない。肝心なものは目には見えないのだ”。大きな意味を持ったこの1節を核に据えて映画としての物語が作れないかと考えたワケです。そして脚本家のイレーナ・プリグヌルとともに2年以上かけて脚本を練り上げました」

 その結果、原作を取り巻くより大きなストーリーとして9歳の女の子を登場させた。リトルガールと星の王子さまとの体験が、彼女の人生と周囲の世界をどう変えるのかが描かれる。

 オズボーン監督は宮崎駿の大ファンでもあり、リトルガールは宮崎映画のヒロインからインスピレーションを得たという。「とくに『となりのトトロ』のファンタジーと現実をブレンドした世界観は我々の映画の指針とするところです」。

 そして、作品を楽しみにしている多くのファンに向けて「大切な人と別れるときに人間はどう対処するのか。それが原作のテーマでありこの映画にも受け継がれています。リトルガールがみなさんの感情移入を誘い、本当に大切なことを伝えてくれるでしょう。みなさんが宝物のように思っているこの本を、心を込めて忠実に映画化したということを信用してください(笑)。必ず楽しんでいただけると思っています」と力強く語った。



関連写真

  • 初公開された『リトルプリンス 星の王子さまと私』場面写真。主人公の9歳少女と老飛行士が映し出されている(C)2014 LPPTV - Little Princess - ON Entertainment - Orange Studio - M6 Films
  • 宮崎駿の大ファンというマーク・オズボーン監督

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