海外のミステリ作品を紹介しようと1953年9月に創刊された早川書房の叢書「ハヤカワ・ミステリ」(通称:ポケミス)が60周年を迎えた。今年9月までに刊行された作品数は1775点、累計発行部数は1922万6774部に達した。 創刊1冊目は、ミッキー・スピレインの『大いなる殺人』。スーツやコートのポケットに入るというコンセプトから作られたポケット・ブック判(H184×W106)は当時、画期的なスタイルとして人気を博した。「ポケミス」もこの判型が由来。天地左右の小口が黄色く塗られた造本も、創刊当初から変わっていない。こうした特徴はアメリカのペーパーバックを手本にしたものだった。
2013/09/01