北野武監督が現地時間3日、イタリアで開催中の『第69回ベネチア国際映画祭』で行われた最新作『アウトレイジ ビヨンド』の記者会見に出席した。会見には各国からのマスコミが殺到。東日本大震災の影響で延期したことを聞かれ、「震災後の一年間は、逆に自分は怒りを感じている部分があった。世の中、絆、愛、支えとか、表面的なものばっかりでイライラした。こういうときこそヤクザ映画を撮ってやろうとやる気が起きた」と、北野節を炸裂させた。 北野武の名が世界に知れ渡るきっかけになった同映画祭。1997年に『HANA-BI』で最高賞の金獅子賞を獲って以降、03年に『座頭市』で監督賞にあたる銀獅子賞を受賞するなど、かかわりは深い。今回も作品上映後にはスタンディングオベーションが鳴りやまず、その後の会見で熱を帯びた取材陣から質問が殺到。会見終了後も、写真撮影やサインを求めるファンが絶えなかった。
2012/09/05