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松田龍平&宮崎あおいで本屋大賞『舟を編む』映画化

 俳優・松田龍平宮崎あおいの共演で、この春『第9回 本屋大賞』を受賞した、人気作家・三浦しをんの小説『舟を編む』(光文社)が映画化されることが12日、わかった。ラジオドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』や、映画『NANA』でも恋人同士を演じてきた二人が、辞書編集部の“変人”編集者と、一目ぼれされるヒロイン役で再共演。クランクインを前に、二人そろって「今から楽しみです」と心踊らせる。

映画化する三浦しをん原作『舟を編む』に出演する(左から)松田龍平、宮崎あおい

映画化する三浦しをん原作『舟を編む』に出演する(左から)松田龍平、宮崎あおい

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 「辞書は、言葉の海を渡る舟」と例え、人と人との思いをつなぐ“言葉”というものを整理し、意味を示し、もっともふさわしい形で大切な人に届けられるように、“舟を編む”辞書編集部が舞台となる。原作を手掛けた三浦氏は、今回と同様に松田主演で実写化された映画『まほろ駅前多田便利軒』で「第135回直木賞」を受賞。『舟を編む』も50万部超を発行している。

 松田が演じる並々ならぬ言葉へのこだわりを持つ主人公・馬締光也(まじめみつや)は、営業部から辞書編集部へ“希望の星”としてヘッドハンティングされた有能編集者。定年間近のベテランスタッフからチャラ男までと個性派な面々に囲まれ、問題山積の編集部で辞書『大渡海』の完成に人生を捧げる。松田は「辞書を作ることで、言葉と人と向き合って成長していく役が今から楽しみです」と、意欲的に語っている。

 そんな主人公に“運命の女性”として一目ぼれされるのが、宮崎演じる林香具矢(はやしかぐや)だ。女性でありながら板前の卵で、一人前になるために一心に修業を重ねる、芯の通ったヒロインとして登場。宮崎は「石井監督のもとで香具矢という大人の女性をきちんと生きることが出来るように頑張ります」と、こちらも気合十分だ。

 メガホンを執るのは、2010年『川の底からこんにちは』で「第53回ブルーリボン賞監督賞」を受賞し、主演の満島ひかりとの電撃結婚でも話題をさらった新鋭・石井裕也監督が登板。「同い年の松田龍平さんと共に闘えるのはとても心強く、また楽しみでもあります」と、はやる気持ちを明かした。

 同作は来年4月のGW作品として公開決定。三浦氏は「信頼のおけるスタッフ、キャストの方に『舟を編む』を映画化していただけることになり、とても嬉しいです。辞書の世界がどう映像化されるのか、楽しみにしております」と、完成を心待ちにしている。

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