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三谷幸喜のコメディ論「閉塞感は無い。笑いの種はいくらでもある」

 コメディ映画の名手・三谷幸喜監督が、昨年手掛けた映画『ステキな金縛り』DVD化にあたり、ORICON STYLEのインタビューで改めて映像作りの魅力を語った。延べ346万人を動員し、興収42.8億円を叩きだした映画をはじめ、デビュー作『ラヂオの時間』から一貫して笑える映画を作り続ける三谷監督に“コメディ”へのこだわりを聞く。

コメディ作へのこだわりと、回避できない“ぶち当たる壁”について語った三谷幸喜監督 (C)ORICON DD.inc

コメディ作へのこだわりと、回避できない“ぶち当たる壁”について語った三谷幸喜監督 (C)ORICON DD.inc

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 同作は主人公の女弁護士に深津絵里、裁判の重要証人にして落ち武者の幽霊役に西田敏行、そのほか阿部寛、竹内裕子、浅野忠信に中井貴一とそうそうたる面々が名を連ねたオールスターキャストの豪華作。だが、デビュー作から本の世界観は変っていないといい「僕は小劇場から始まった人間なので、狭い世界のなかでの面白さを追求するタイプ。『バトルシップ』とか『スターウォーズ』を作る人間ではないですから」と笑顔をみせる。

 一方で、三谷は『ステキな〜』と同時にドラマ『三谷幸喜 short cut』のDVDも発売した。こちらはWOWOW開局20周年記念番組として放送された作品で、本編112分を1台のカメラで長回しという、日本のテレビドラマ史上初の試みに挑戦している。登場人物はたった3人。倦怠期の夫婦を中井貴一と鈴木京香が演じ、妻の幼馴染みとして梶原善が登場する。

 『short〜』については「これは映像と演劇のイイトコだけを集めて作ったものにしたかったんです。それができるのは、今の日本では僕だけだと思っているんです」と、劇作家、映像監督として圧倒的な自信をのぞかせる。『ステキ〜』の派手さとは真逆の作品だが、「今後僕だけにしかできないジャンルの1つとなればいいなという思いもあり、その始めの一歩のような作品です」。

 新しいジャンルに挑戦した気概ともいえる手応えに口角を上げたかと思えば「コメディを作っていると必ず“誰を笑わせたいのか?”という壁にぶち当たるんです」と、まるで鏡あわせのような苦労も吐露。「目標をどこに定めるのかを考えると、自分が面白いと思うかどうかしか判断基準は無いんです。今は僕が面白いと思ったものを皆さんも同様に感じてくださっているけど、たまたまです。公開後は『みんなが面白いと感じてくれますように』って祈るだけなんですよ」と、意外な顔も見せる。

 それでも三谷はコメディに閉塞感を感じることはないと断言する。「さまざまなコメディを作っていきたいです。いろいろな角度を探りながら。僕自身の感性が無くならない限りは、笑いの種はいくらでもあるんです」。

>>関連画像一覧 映画『ステキな金縛り』&『三谷幸喜 short cut』

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