テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」（大阪市此花区）は10日、同所で会見を開き、人気映画シリーズ『ハリー・ポッター』をテーマにした新パーク『The Wizarding World of Harry Potter（ハリー・ポッターの魔法の世界）』を2014年後半にオープンすると発表した。同施設は現在、2010年6月に開業した米フロリダ州ユニバーサル・オーランド・リゾートにしかなく、米国外では初めて。

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　新パークは450億円を投資し、敷地内の駐車場を立体化して空いたスペースにパーク内パークとして規模を拡張する。USJとハリポタシリーズを手掛けるワーナー・ブラザーズ、ユニバーサル・パークス＆リゾーツの協同制作で、映画シリーズをもとに、主人公らが通う魔法学校「ホグワーツ城」と城を含むすべての景観を忠実に再現。映画のプロダクション・デザイナーを務めたステュワード・クレイグの指揮のもと、ほかに「ホグズミード村」と複数のアトラクションを建設する。

　原作者のJ.K.ローリング氏は「日本にできる新しいパークでも、オーランド同様、非常に高いレベルで専門家たちによって作り込まれた世界観と心躍る体験をしていただけることを、非常に嬉しく思っています」とコメントを寄せた。同パークの誕生により地元大阪、関西のみならず日本全体への観光客増加を期待するとともに、オーランドのパーク同様新たな雇用を生み出し、全国的な長期的経済効果へ繋げる期待を示した。

　会見には映画でウィーズリー家の双子の兄弟フレッドとジョージを演じたジェームズ＆オリバー・フェルプス兄弟が来日して出席。「この場にいられて嬉しい。オーランドに初めて訪れたときにしっかりした造りに驚きました。オープンが待ちきれないです。完成したらまた皆さんとお会いしたい」などと話した。松井一郎大阪府知事が招かれたほか、主人公ハリー・ポッターが所属するグリフィンドール寮のローブに身を包んだ約100名のファンが発表を見届けた。

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