俳優の堤真一が14日、都内で行われたNHK土曜ドラマスペシャル『とんび』試写会後の記者会見に出席した。妻を事故で亡くし、男手ひとつで愛息子を育て上げる父親役に挑んだ堤は「結婚も子どもを持つ経験もなかったので、特に大きくなった息子へどう愛情を持って接していいのかわからなかった」と、自身の役柄への苦悩を告白。それでも「役者として、ウソをついてそれっぽく演じるのだけは嫌だった」と口調を強め「役者として、とても勉強になった作品です」と感慨深げに語った。 同作は作家・重松清の同名小説を実写化したシングルファーザー物語。昭和37年、長男・アキラ(池松壮亮)誕生の喜びに浸っていたヤス(堤)だったが、直後に妻・美佐子を事故で失う。喪失感に苦しみながらも、ヤスはアキラを一人前の男に育てようと、不器用で温かな愛情を持って生きていく。
2011/12/14