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テレ東・佐久間宣行氏、テレビ局社員の枠を超えるテレビ番組の“モノづくり”

ゼロイチにすることで改めて気づかされるおもしろさ

『ゴッドタン』毎週土曜日深夜1時45分より(C)テレビ東京

『ゴッドタン』毎週土曜日深夜1時45分より(C)テレビ東京

『ゴッドタン』の人気企画「キス我慢選手権」もそんな企画書づくりの積み重ねによって生まれ、番組が長年にわたって続く理由にも繋がっている。「運よく早い段階からDVDで爆発的な売上記録を作ることができ、それが視聴率以外の指標になっていきました。だから番組を継続させるために、定期的にDVDになるような企画を年に何本か作って回し、配信とイベントの時代になると、配信と組む企画を考えていくようになりました」と明かす。

 こうした多面的な展開は、現在の担当番組である『青春高校3年C組』にも活かされている。同番組は、放送開始当初からYouTubeやParavi、SHOWROOMで、地上波と同時配信を行うなどメディアの垣根を越えて展開され、今年からステージもスタートした。これらはバラエティ一筋のキャリアのなかで築かれていった戦略の1つなのか。それに対しては「やり方は確立していません」としつつも、「『この企画は何がおもしろくて始めたのか』ということに時々立ち返るようにしています。ゼロイチにすることで改めて気づかされるからです。それが結果、新たな展開のさせ方の基本になっています」。独自に模索してたどり着いたプロデュース法になっているようだ。

 また、キャスティングにおいても、多忙を極めるなか劇場や映画館に足繁く通い続ける、こだわりのスタイルを貫く。それによって『ゴッドタン』初期メンバーである劇団ひとりをはじめ、芸人の三四郎やアイドルの眉村ちあきなど、これまでに数多くの番組発ブレイクを生み出している。

「いまだに3分の2は自腹。20代の頃は完全に趣味の延長線上にありましたが、30代半ば頃からは意識的に行くようになりました。編集が終わった後にオールナイトで映画に行くテレビマンはそう多くない。それが自分のストロングポイントになると気づいたからです」

 さまざまな情報も、SNSなどで探してフォローするエンタメファンの一般人から得るといった具合だ。「それぞれのジャンルに愛がある人がおもしろいと思うものは、僕もおもしろいと思うから、追いかけます。そこで呟かれていたものは、チケットをすぐに買います」。そんなフットワークの軽さについては、「自分の興味のある分野だけです。ゴルフは誘われても絶対に行きません(笑)」とし、自らのエンタメ人生観を語ってくれた。

「テレビ業界はブラックな話ばかり出ますが、これまで20年、辛かったことは一度もありません。現場にいる限り、テレビでもラジオでもどこでも自分がやりたい好きな仕事をたくさんしたい。現場から離れた後は、会社から給料泥棒と言われながら映画を観に行ってしまう自分の姿を想像しています」
(文/長谷川朋子)
佐久間宣行氏
テレビ東京 制作局 CP制作チーム 副参事
PROFILE/さくま のぶゆき
1999年入社。『ゴッドタン』『キングちゃん』『おしゃべりオジサンとヤバイ女』『ウレロ☆無限大少女』『青春高校3年C組』などプロデューサーとして人気バラエティ番組を多く手がける。2019年4月より、『オールナイトニッポン0(ZERO)』水曜パーソナリティを担当。

提供元: コンフィデンス

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