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樹木希林さんの言葉はなぜ女性の心を捉えるのか?名言集2作が同時ベストセラーに

 樹木希林さんの名言集『一切なりゆき 樹木希林のことば』(文藝春秋)、『樹木希林 120の遺言』(宝島社)が、2月15日発表のオリコン週間BOOKランキングで1位、2位を独占。2月22日現在では、『一切なりゆき〜』が累計売上40万部超え、『〜120の遺言』も10万部超えと、2作ともにベストセラーとなっている。購入者の多くは50代から60代の女性。なぜ希林さんの言葉は女性たちの心を捉えるのか? 担当者編集者に直撃した。

40代から60代の女性に口コミで話題が拡散

 『一切なりゆき〜』は1985年から昨年までに掲載された雑誌のインタビュー記事や対談記事から、樹木さん154の名言を厳選。さらに巻末には娘の也哉子さんによる喪主代理挨拶も収録している。また、『〜120の遺言』は、結婚直後のインタビューから、『NHKスペシャル 「“樹木希林”を生きる」』、朝日新聞の連載「語る 人生の贈りもの」のインタビューまで、テレビ・雑誌・専門誌・フリーペーパーなど多岐にわたるメディアから、心に響く希林さんの120の言葉を紹介している。両作に共通しているのは購入者の大半が女性であること。さらに40代から60代の女性に口コミで評判が広がっているという。

 『一切なりゆき〜』を手がけた文藝春秋 ノンフィクション編集局 文春新書担当編集委員室の石橋俊澄氏は、「初版は5万部でしたが、新書でこれだけの初版部数はあまりないことでしたので、当初こそハラハラしましたが、発売前に重版がかかり、安心すると同時に、希林さんは、日本人にとってどうしても気になる存在なんだと改めて思いましたね」と、発売後の反響の大きさを語る。実際、読者からは同書を出版したことに対する感謝の手紙なども届いているという。

遺した言葉どおりに生き抜いた。だからこそ人々に強烈な印象を残している

 樹木希林さんの女優としての功績は改めて語るまでもないが、メディアなどを通じて見聞きしてきた、“人間・樹木希林”の生き方や言葉もまた、亡くなった今もなお、多くの日本人の記憶に鮮明に残っている。両作は、そうした希林さんの“素通りできない魅力”が宿っており、それがベストセラーへと繋がっている。では一体なぜ、希林さんの生き方や言葉はこんなにも人々の心を捉えるのか? 石橋氏は、「言葉そのものはとてもシンプルかつ簡易なため、人の心に浸透する。そして、その言葉に込められた意味はとても深い」と指摘する。

「人って欲にまみれているのですが、希林さんにはまったく欲がない。その達観した境地に対してある種の憧れがあるんだと思います。新聞広告などでも打ち出していますが、まさに“人生の達人”。そして書名にも入れましたが、希林さんの言葉からは、一切なりゆきに任して生きてみるのもいいのかな、という思いにも至ります。さらに『死』というものもわかっていた。不治の病だったわけだけど、そのうえで“一切なりゆき”という言葉がでてくる。言行一致というか、そのうえでああいう風に生きたというのは、すごい説得力です。だからこそ人々に強烈な印象を残しているんだと思います」(石橋氏)

提供元: コンフィデンス

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