“講談界の風雲児”神田松之丞って? 冠ラジオ番組が話題、爆笑太田など業界人らも熱視線
ラジオ番組を介して“講談師・松之丞”の名刺を配っているような感じ
「僕は今、35歳。だからこそ今は愚痴や悪口を言ったりしていますが、40歳でそれを言っていたらバカですよね(笑)。でもバカだからなぁ、70歳でも愚痴や悪口を言ってるかもしれないです(笑)。とはいえ僕は年齢で区切りをつけて考えるタイプで、このスタイルはある程度の歳で終わる期間限定のものだと思います。50代は偉くなる予定なので(笑)、偉い奴が年下をこきおろすなんて、そんなのは嫌ですから。あ〜でもやってそうだな(笑)。アイツは老害だとか今ラジオで言ってますけど、自分もそうなるという壮大なフリとオチで、どうなるか全く分からないですね」(神田松之丞/以下同)
メディアへの露出は一時的、どこかできっぱり講談の世界に戻るかも?
もともと本人も、伊集院光やナインティナインなど深夜放送を中心に聴いて育った20年来のラジオリスナー。“大人の本音が聞ける”ラジオというメディアが大好きだ。
今、ラジオ番組は、打ち合わせなども含め約3時間かけて収録したものを30分に編集していて、僕としてはかなりユルいんですが、それでいて全力な感じで喋らせていただいています。パーソナリティを経験して、(改めて)ラジオの魅力をひしひしと感じています。それにラジオの力は絶大だと分かりましたね。今はそのうち講談界に戻るかもしれないと思っていますが、敬愛する(立川)談志師匠の言葉ではないですけど、“人生成り行き”でどうなるんでしょうね」
“目が離せない”とは使い古された常套句だが、“講談界の風雲児”として今後どのように立ち回っていくのか。彼の活動からは本当に目が離せないとしか言いようがない。
文/田村未知
●かんだ まつのじょう
1983年6月4日生まれ、東京・豊島区出身。日本講談協会、落語芸術協会所属の講談師。07年11月に三代目神田松鯉に入門し、12年6月に二ツ目昇進。キャリア11年にして持ちネタは140を超え、独演会のチケットは即日完売。“講談界の風雲児”として、普及の先頭に立つ活躍をしている。本業のほか、今年はTBS系『この差って何ですか?』や『サンデージャポン』、フジテレビ系『ダウンタウンなう』、テレビ朝日系『報道ステーション』といった各種テレビ番組をはじめ、ラジオ番組、雑誌など、メディア出演も相次ぐ。7月公開の細田守監督のアニメ映画『未来のミライ』では声優も務めた。ラジオ番組『神田松之丞 問わず語りの松之丞』は17年4月〜6月に第1期を放送。好評を博し同10月〜18年3月に第2期。そして、18年4月より現在の時間帯での放送を開始した。
1983年6月4日生まれ、東京・豊島区出身。日本講談協会、落語芸術協会所属の講談師。07年11月に三代目神田松鯉に入門し、12年6月に二ツ目昇進。キャリア11年にして持ちネタは140を超え、独演会のチケットは即日完売。“講談界の風雲児”として、普及の先頭に立つ活躍をしている。本業のほか、今年はTBS系『この差って何ですか?』や『サンデージャポン』、フジテレビ系『ダウンタウンなう』、テレビ朝日系『報道ステーション』といった各種テレビ番組をはじめ、ラジオ番組、雑誌など、メディア出演も相次ぐ。7月公開の細田守監督のアニメ映画『未来のミライ』では声優も務めた。ラジオ番組『神田松之丞 問わず語りの松之丞』は17年4月〜6月に第1期を放送。好評を博し同10月〜18年3月に第2期。そして、18年4月より現在の時間帯での放送を開始した。
Information
TBSラジオ
毎週日曜 23:00〜23:30