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【TBSアナウンサー×「ラジオ」Vol.8 出水麻衣】TBSラジオの大看板を引き継いで3年 先を見据えて長くやっていきたい

 7月30日から8月5日に実施された個人聴取率調査(ビデオリサーチ首都圏ラジオ聴取率調査)で見事トップを獲得し、2001年8月から103期連続(17年2ヶ月)という大記録を達成するなど、ラジオ業界では一人勝ち状態のTBSラジオ。そんな同局の特色のひとつとなっているのは、テレビとラジオの両方の放送局を持つ「ラテ兼営」という点。普段テレビでよく見るアナウンサーの意外な一面が、「ラジオを聞けば、見えてくる」と好評を博している。

 そこで今回、TBSラジオで番組を担当しているアナウンサー陣を対象に、テレビとは異なるラジオ独自の魅力を聞くリレーインタビューを敢行。第8回は、TBSテレビの長寿番組『世界ふしぎ発見!』でおなじみの出水麻衣アナウンサー(34)。ラジオでも『土曜ワイド ラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』と『コシノジュンコMASACA』に出演する人気アナが、大好きなラジオへの思いを明るく語った。

ワクワクする時間をリスナーと共有 常連さんからのメールがうれしい!

――『ちゃきちゃき大放送』はまもなく丸3年となりますが、毎週土曜の朝9時から午後1時までの4時間生放送には慣れたでしょうか?

出水麻衣始める前は4時間をトークで埋められるのかと不安もありましたが、コーナーがどんどん切り替わっていくし、せっかく送っていただいても紹介できなかったメールもたくさんあるので、今では物足りないと感じるくらいです。「初心者歓迎!まっぴるま大喜利」コーナーのメールも、番組当初と比べると3倍以上、今では広辞苑の分厚さに匹敵するような膨大な量を送っていただけているので、3年の積み重ねを実感することができます。たくさんの方が番組を生で聞いてくださり、参加しようと思ってくださることを感じられて、本当にありがたい限りですね。その他のコーナーでもリスナーさんからの反応を直接いただけるので、すごく距離を近く感じられますし、これぞラジオの生放送の醍醐味ですね。一緒に時間を過ごしている仲間のような感覚になれるので、私にとってもラジオを聞くことは生活の一部です。

――土曜日の午前という時間帯に3人の明るい番組がとてもマッチしています。

出水麻衣土曜日は私自身も仕事をする前は「週末これから何をしようか」ってワクワクする時間だったので、ラジオを通じてその時間を共有させていただけるのは、本当にありがたいです。直前の『蓮見孝之 まとめて!土曜日』が1週間を振り返るニュース番組で、直後の『久米宏ラジオなんですけど』も内容が濃く、じっくり聞く番組ですよね。なので、その間のこの番組は気楽に楽しめる番組にしたいと思っています。私の中でも平日は報道番組などを担当することが多く、仕事では大声で笑うようなことがないので、土曜日に手を叩いて思いっきり笑えるこの番組を担当できるのは、アナウンサーとして最高の一週間の終わり方だと思って、毎週幸せを噛み締めています。

――ナイツさんとのチームワークも磨かれてきました。

出水麻衣このインタビューを受けるに当たり、初回の放送を聞き直してみたら、この番組は浅草のレトロな喫茶店を舞台に、土屋(伸之)さんがマスターで私が看板娘、そして塙(宣之)さんが常連客という設定があったんです。すっかり忘れていましたけど(笑)。でも、ナイツさんはテレビに出るときはいつもスーツで、どちらかというと正統派で真面目なイメージですが、この番組だとラフな感じでリラックスされていますし、私もテレビに比べると自分らしく自由にさせていただいています。当初の設定をいい意味で裏切って、話好きな私たち3人がいる喫茶店にリスナーさんが常連客として話を聞きに集まって来てくださっている、という番組になりましたね。常連さんがメールを送ってくださるのが、すごくうれしくて。でも、他の番組でもウチの番組の常連さんのお便りが読まれると、ちょっと嫉妬しちゃいます(笑)。

――ラジオブースで接してきた出水さんだから感じた、ナイツさんの魅力とは?

出水麻衣とても物腰が柔らかくて、境界線を作らない方々です。ラジオブースという空間の魔力かもしれませんが、「何でも聞いて。僕らも何でも突っ込むから、楽しい時間を過ごしましょう」と感じさせてくれます。話すときはきちんと目線を合わせてくださるのですが、二人とも眼差しがいつも優しく、そして、いつでも自然体なんです。漫才で場数を経験されていらっしゃるからだと思うのですが、生放送中に何があっても動揺しないし、どんな方がゲストに来ても物怖じせず人懐っこく話されるのが、一番の魅力ですね。

偉大なる先輩・永六輔さんの思いを引き継いで 撒いた種がようやく芽吹く?

――この番組は、24年半も放送されたTBSラジオの看板番組『永六輔その新世界』の後枠としてスタートしました。プレッシャーは感じていましたか?

出水麻衣ありました。私は以前に『王様のブランチ』(TBSテレビ土曜午前9:30〜後2:00)を担当しており、当時はラジコのタイムフリー機能もなかったので、恥ずかしながら永さんの番組を聞いたことがなかったんです。永さんといえば私の中では教科書に載る偉人のような方ですし、24年半という想像できない期間を毎週続けてこられた番組なので、後枠を私たちが担当することに不安や緊張がありましたし、周囲の人たちが神妙な表情で「永さんの後枠をやるんだって?」と声をかけてくエールをくれて、どんどん重大さを理解していきました。そこから『その新世界』の特選ベストCDを聞かせていただき、少しでも永さんイズムを引き継ぎたいと思うようになりました。

出水麻衣ナイツさんもプレッシャーはあったと思いますが、本格スタートする前のプレ放送のときに「70歳の方が自分たちの番組をすぐに聞いてくださることはないけど、永さんの後枠ということで聞き続けてくださる方に自分たちを知っていただけることは、すごくチャンスだしありがたいよね」とおっしゃって。その方たちのお耳に合うような放送をしたいなと常に考えているんですけど、つい騒がしくなってしまうので(笑)、聞いてくださった方が「今日はタメになったな」「誰かに言いたいな」という情報を一つでも入れて、知的好奇心を満たせる番組にしたいです。まだまだ毎週勉強、修行の身ですが。

――3年が経過し、永さんのファンも引き継ぎながら、この番組の新しいファンも増えています。

出水麻衣3年はあっという間でしたが、撒いた種がようやく根付いて、そろそろ芽吹いてくるかな、とワクワクしている気持ちです。ナイツさんがさらにキャリアを重ねていくと、番組にもその経験が反映されていくと思いますし、私も置いていかれないように成長してラジオパーソナリティーとして花を咲かせられるように頑張りたい。なので、リスナーさんからは時に叱咤激励なども頂戴して、私たちの番組を長い目で応援していただけたらうれしいです。3年目って、土台ができて向上心が芽生えてきて、こういうことを考える時期なんでしょうね。永さんが24年半もやられて、私たちは何年続けられるかわかりませんが、先を見据えて長くやっていきたいと自信を持って言えるようになってきました。

――聞いたことがない人に向けて、この番組のオススメポイントは?

出水麻衣番組冒頭にナイツさんが新作漫才を毎週披露しています! その週の時事ネタや芸能ニュースをテーマに聞きごたえのある漫才をやられていて、ナイツさんにとってもスタッフにとっても力の入る時間で、冒頭からクライマックスと言っても過言ではありません。とてもぜいたくなので、番組開始の9時からぜひ聞き逃さないでいただきたいです。そして10時からの「小林豊のTOKYO潜入大作戦」も聞きどころの一つ! 小林豊アナが中継先を縦横無尽に動き回って、街中やイベント会場で出会った方々に突撃レポートしているのですが、思わずお腹を抱えて笑ってしまうような奇跡がよく起こります。

コシノジュンコさんは私のパワースポット 東京五輪を応援する番組もやってみたい

――日曜日午後5時からの『コシノジュンコ MASAKA』も担当されています。

出水麻衣この番組にはゲストに各界のトップランナーが来てくださるので、普段ほかの仕事ではまず会えないような方にお目にかかれて非常に楽しいです。当然ジュンコさんとゲストの方で知識レベルの非常に高いトーク内容になることもあります。なので、私はジュンコさんとゲストの方とリスナーさんをつないで、バランスを取るような聞き役を目指しています。理想は『久米宏ラジオなんですけど』の堀井美香さんです。『ちゃきちゃき』と役割は違いますがとてもやりがいがありますし、ビッグネームの方々の人生哲学や失敗から学んだエピソードなどを聞けますから、学びが多いです。ゲストの方の発表の場や舞台などにジュンコさんと行かせていただくことで、教養も広がってきました。

――パートナーから見たジュンコさんは、どんな人?

出水麻衣いろんなことを成し遂げられて、誰もが知っている著名な方なのに、私にいつも「横にいてくれてありがとう」と感謝を伝えてくださる優しい人です。少女らしいピュアな面もあって、私の中では『世界ふしぎ発見!』で共演させていただいている黒柳徹子さんと通じるところがあると思います。とってもチャーミングで、毎回会うたびに浄化させてもらっているので、私にとってのパワースポットです!

――印象に残っているゲストというと、どなたでしょう?

出水麻衣みなさんとっても魅力的なのですが、特に印象深いのは能楽師の観世清和さんです。能の世界では神様のような方ですが、能の面(おもて)を持ってきてくださって、ジュンコさんがそれをつけちゃって(笑)。ほかにもバイオリニストの五嶋龍さんはストラディバリウスをスタジオに持ってきてくださって、「見せてください」ってお願いするのにも勇気がいると思うんですが、ジュンコさんは「きょうは楽器を持ってきてくださったんですよね」って自然に屈託なくお願いされるんです。さすがです! それで私も至近距離で一流の方の表現に触れることができて、毎回が貴重な機会ですね。ジュンコさんは年齢や職業にとらわれない、本当にボーダレスな方で、「人って本来はこうあるべきだ」という最高のお手本です。

――最後に、時間帯も内容も自分で決めてラジオ番組ができるなら、何をやってみたい?

出水麻衣私はスポーツが大好きで、オリンピックに携わりたくてアナウンサーを目指して、テレビではその夢をかなえることができました。なので、次はラジオで東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げられれば、と思っています。ラジオの魅力は、カメラを向けられて緊張したりせずに話を引き出しやすい空間を作れることなので、リラックスした空間でアスリートの本音を引き出すような番組や、マイナースポーツの見方や注目選手を紹介できる番組など、いろいろなスポーツに光を当てられる番組ができたらいいですね。
◆出水麻衣(でみず・まい)1984年生まれ。上智大学卒業後の2006年にTBS入社。『世界ふしぎ発見!』のほか、『時事放談』や報道番組も担当。ラジオはこのほか『おぎやはぎのクルマびいき』に出演。

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