なるべく電気で走りたい
MINIクロスオーバーに追加された新グレードにして、MINI一族にとって初のプラグインハイブリッド車である「MINIクーパーS EクロスオーバーALL4」。前輪をエンジンで、後輪をモーターで駆動する独自のパワープラントがもたらすドライブフィールをリポートする。
前輪で走ったり、後輪で走ったり
結論からいうと、このクルマに乗っていてゴキゲンなのはリア2輪駆動車になっているときである。つまり電気自動車モード。リアアクスル後ろ側のフロア下にあるリチウムイオン2次電池(総電力量7.6kWh)の電力を使って、電気モーターで後ろ2輪を駆動する。フル充電状態からのEV走行可能距離は、公称値で42.4km。実際の路上でそれが何kmになるかは、もちろん走りかたや交通状況その他による。
今回私がクルマを預かった時点で、リチウムイオン2次電池の電力残量は5%とかそのぐらいだった。動力やエネルギー関係のマネジメントのモードは「AUTO eDRIVE」。簡単な話おまかせモードで、それをそのまんま。
駆動用バッテリーの電力残量が5%ぐらい(かそれ未満)のときでも、発進はFR。電気。スッと速度が乗ったところで内燃機関が目覚め、そっちへ仕事が引き継がれてFF車になる。切り替わりはスムーズで、気持ちいい。赤信号でアクセルペダルから足を離すと、回生ブレーキ。利き具合は、何年か(何年も?)前に乗った「MINI E」の場合(最大0.3G)と比べて弱い。「日産ノートe-POWER」のエコモードと比べても弱くて、つまりワンペダルドライブにバッチリなタイプではない。といってスーッと空走しちゃうのがコワい感じでもなく、要はフツー。平日昼間の駒沢通り→山手通り→目黒通り→円融寺通り……というようなルートを走って、残量は5%あたりから特に目立って増えもせず、減りもせず。サステイナブル。...