森本稀哲氏の処女作『気にしない。どんな逆境にも負けない心を強くする習慣』では、少年時代から北海道日本ハムファイターズ、横浜DeNAベイスターズ、埼玉西武ライオンズで迎えた引退試合まで、40にも及ぶエピソードを収録。著者自身が抱えた問題から何を学び、どのように解決してきたのか――ポジティブになれる何かを必ず感じ取ってもらえるはずです! 読後、前向きになれるコンテンツを本書から紹介します。
何かに夢中になっているときだけ、悩みは気にならなくなる
「スキンヘッドの森本稀哲です!」
1999年、ドラフト4位で日本ハムファイターズに入団した僕は、スキンヘッドをアピールして、周りに顔と名前をいち早く覚えてもらいました。今や僕のトレードマークです。
でも、考えてみてください。このとき、18歳。まだ、未成年ですよ。
僕がスキンヘッドになったあの日は、プロ入りの晴れ晴れしい舞台を踏んだ日から、約12年前。今でも忘れることができません。
頭がツルツルになってしまったのは、小学1年生のとき。突然発症した病気によって、髪の毛、まつ毛、まゆ毛が抜け落ちてしまったのです。子どもの頃はとにかくこの頭がイヤでした。
どれくらいつらかったかというと、「お風呂に入るときも帽子をかぶっていた」と言えば、伝わるかもしれません。
当時通っていたテコンドー道場の合宿中、「お風呂でも帽子かぶるのかよ〜」と周りに言われても、何も言い返すことができず、みんなの前では頭を洗いたくても洗えませんでした。
最初に通っていた小学校では、珍しいものを見るような目で見られたり、太陽の光を鏡で反射させて頭に光を当てられたり、気持ちが滅入る毎日でした。
知らない上級生から、心ない言葉を浴びせられることもありました。
「1000万ハゲ!」
桁違いなハゲだということを「1000万」という数字を使って表現した、いかにも子どもが思いつきそうなあだ名ですが、そう呼ばれるのも苦痛でした。
からかってくる上級生を廊下で見かけると、こそこそと隠れることもありました。...