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【衝撃の美学】「エロスと死の一致」を追い求めた三島由紀夫が実践した壮絶な最期


正気じゃないけれど……奥深い文豪たちの生き様。42人の文豪が教えてくれる“究極の人間論”。芥川龍之介、夏目漱石、太宰治、川端康成、三島由紀夫、与謝野晶子……誰もが知る文豪だけど、その作品を教科書以外で読んだことがある人は、意外と少ないかもしれない。「あ、夏目漱石ね」なんて、読んだことがあるふりをしながらも、実は読んだことがないし、ざっくりとしたあらすじさえ語れない。そんな人に向けて、文芸評論に人生を捧げてきた「文豪」のスペシャリストが贈る、文学が一気に身近になる書『ビジネスエリートのための 教養としての文豪』(ダイヤモンド社)。【性】【病気】【お金】【酒】【戦争】【死】をテーマに、文豪たちの知られざる“驚きの素顔”がわかる。文豪42人のヘンで、エロくて、ダメだから、奥深い“やたら刺激的な生き様”を一挙公開!

三島由紀夫はなぜ、
死ななければならなかったのか

三島由紀夫はなぜ、死ななければならなかったのか。そしてなぜ、あのような死に方を選ばなければならなかったのか。

その問いに向き合ううえで欠かせないのが、短編小説『憂国』です。

三島自身は、こう自己評価しています。

自分の切腹を見届けてほしい

昭和11(1936)年に起きた日本陸軍の青年将校によるクーデター未遂「二・二六事件」の背景をもとにしたストーリーで、主人公は新婚間もない青年将校・武山中尉と、その妻・麗子。

青年は、事件に関与した反乱将校たちと親友でありながら、反乱軍鎮圧の命令を受け、親友たちを討たねばならないという窮地に追いやられます。

武山中尉はいろいろと悩んだ結果、仲間を討つことはできないし、かといって反乱軍に味方することもできないから切腹をする。自分の切腹を見届けてほしいと、妻・麗子に頼みます。

自決する前に「最後の営み」

すると麗子も切腹を見届けたあと、自分も自決すると覚悟を決め、2人は自決する前に「最後の営み」をします。

死を覚悟した2人の最後のセックスですが、三島らしい美文が続きます。

「エロスと死の一致」を追い求める

後半には切腹のシーンがあり、これもまた思わず顔を歪めてしまうほど生々しく、それでもなお美しい言葉が次々と結ばれていきます。

「エロスと死の一致」を追い求め続けた三島は、こう綴っています。

切腹を描いた自分が10年後に切腹

『憂国』を書いたのは、三島35歳のときです。自分が45歳で切腹することになるなんて、思ってもいなかったでしょう。

ただ、三島の死への欲求みたいなものは、この『憂国』の解説に書いているとおり、ずっと根底にあったのかもしれません。

※本稿は、『ビジネスエリートのための 教養としての文豪』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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