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ものすごく仕事の成果があがる「ドラッカーの時間術」とは?


Photo: Adobe Stock
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ピーター・F・ドラッカーの著作の中でも、最も広く長く読み継がれてきた名著『経営者の条件』。タイトルには経営者とあるが、この本は「経営者にとって役立つ」だけの本ではない。それこそ普通のビジネスパーソンはもちろん、アーティスト、クリエイター、アスリート、学生、さらには家庭人としても多くの示唆をもらえる一冊なのだ。ドラッカーの入門編としても、ぴったりだ。さて、ドラッカーが教える「成果をあげるための考え方」とは?(文/上阪徹)

成果をあげる者は時間からスタートする

成果を出したい人、自らを成長させたい人、習慣を変えたい人、自分の強みを活かしたい人……。いろいろな人に、成果をあげるための多くの学びが得られるはずである。ドラッカーの『経営者の条件』は、経営者のためだけの本ではないからだ。

原題は『The Effective Executive』。本書でドラッカーは、知識の時代においては一人ひとりがエグゼクティブである、と唱えている。1966年の発刊だが、いまだに世界中で多くの人々に読み継がれている超ベストセラーだ。

本書は「成果をあげる」ための8つの習慣について記した序章に始まり、「成果をあげる能力は修得できる」「汝の時間を知れ」「どのような貢献ができるか」「人の強みを生かす」「最も重要なことに集中せよ」「意思決定とは何か」「成果をあげる意思決定とは」の7つの章、さらに終章「成果をあげる能力を修得せよ」で展開される。

テーマは「成果をあげるために自らをマネジメントする」。ドラッカーの本というと、哲学的で難しいイメージを持つ人もいるかもしれないが、本書には実践的な内容が多いのも大きな特色だ。例えば、時間の使い方。

時間がない、忙しい、やりたいことができない……。そんなふうに感じている人に限って、実はどんなふうに自分の時間が使われているかを理解できていないのではないか。

時間を管理するには、まずは自分の時間をどう使っているかを知る必要があるのだ。

第一歩は、時間の使い方を記録することから

この文章を書いている私には、上場企業の経営者をはじめ、数多くの取材経験がある。日本で最も忙しいと思える人たちだが、ある社長が面白いことを言っていた。社長になって忙しくなり、手帳に自分がしたことを記録するようになったというのである。

通常、手帳はあらかじめ決まった予定を書く。しかし、そうではなくて起きたことを書いていったのだ。そうすると、わかったことがあった。それほど大事でなかったことに、たくさん時間を使っていたということ。忙しい人は、ぜひこれをやってみるといい、と。

ドラッカーもこう書く。

最低でも年2回ほど、3、4週間記録をとる必要があるという。記録を見て日々のスケジュールを調整し、組み替えていく。

常に見直しをしていかないと、どんどん流されていく、ということだ。

そして、大きな成果につながる「自由な時間」をできるだけまとめよ、と説く。細切れ時間がどれほどあって、その総量が大きくても、まとまった時間でなければできない仕事があるからだ。

じっくりプランを考える、プロジェクトの戦略を練る、などはその典型例だろう。

また、毎朝、自宅で仕事をしてから出社する、という選択肢もある。

部下との短い会話はまったく非生産的

「まとまった時間」は、「人のマネジメントのために時間を使う」ときも同様だ。職場でちょっとしたコミュニケーションをしておけば、いい関係が築ける、などということはない。

ほとんどの人は、これはそれほど大事ではないだろう、と思える仕事を後回しにすることによって自由な時間をつくろうとする。しかし、それではなかなか時間は作れない。しかも、新たな予定はどんどん入ってきてしまう。

これでは、いつまで経っても「空いた時間」は作れない。

冒頭で書いたが、さぁ仕事、というときに、まずは時間について考えることからスタートする必要がある。どのくらい時間がかかるのか、どのくらいの時間を充てられるのかを考え、締め切りを設定するのだ。

しかも、大事な大きな仕事ばかりではなく、すべての仕事において、である。

成果をあげるには、スキルが必要だと考えている人は多い。しかし、そのスキルには、時間をうまくコントロールするスキルも含まれると強く認識する必要がある。ドラッカーが、それを教えてくれている。

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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