今回のテーマは、「ストレス値が下がり、気分がポジティブになる「たった一つの習慣」。
本連載の「超ミニマル・ライフ」とは、「どうでもいいことに注ぐ労力・お金・時間を最小化して、あなたの可能性を最大化する」ための合理的な人生戦略のこと。四角大輔さんの新刊『超ミニマル・ライフ』では、「Live Small, Dream Big──贅沢やムダを省いて超効率化して得る、時間・エネルギー・資金を人生の夢に投資する」ための全技法が書かれてあります。本書より、おすすめの方法、考え方ご紹介します。
監修:湯本優/株式会社cart CEO、医師、医学博士
自然の中にいるだけ、歩くだけでいい
「歩くことは人間にとって最良の薬」
これは古代ギリシャの医学の父、ヒポクラテスの名言。
そして、現代の研究者が教えてくれるのは次の言葉だ。
「自然こそが人間にとって最良の薬」
近年、運動と自然が人体に与える影響の研究が急速に進んでおり、どれくらい自然の中にいるべきか、自然の中でどう体を動かせばいいかを明快に提示してくれている。
ノイズレスな自然空間に身を置く戦略
まず、緑豊かな場所に「15〜20分」いるだけで次の効能を得られるという。
ヒポクラテスの教えに習い、森や林を「15分」ほど散策すると、こうだ。
そして、その散歩を「45〜50分」できれば、こんなギフトを得られることがわかっている。
わずか15分から1時間弱でこの効果は驚きとしか言いようがない(以上全て※1)。
理想的な自然体験ルーティン
そして、フィンランド政府がサポートする研究では、こういう結果が出ている(※1)。
「1ヵ月に5時間、自然の中で過ごすと最大の効果を得られる」
なお、都会の大きな公園でも大丈夫だというから、近くに木々が多く繁る公園を見つけよう。
このノルマを実現すべく、木が多い公園での「15分の散歩」を、平日の毎日の習慣にすることで月5時間となる。これだけで先の@ABを得ることができる。
仕事や子育てが忙しく、平日は2回くらいしか「15分の散歩」を確保できない場合は、追加で週末に公園で45分ほどウォーキングすればいい。そうすれば@ABに加えCDも手にできる。
さらに、その研究チームは「月10時間」を推奨している。これを達成したければ、月に一度だけ木々に囲まれたキャンプ場で1泊すれば簡単にクリアだ。
自然体験がもたらす驚異的な効能
さらに、2つの驚くべき実験結果がある。
一つは、自然深い場所で「3日間」過ごすことで創造性が50%も向上したというもの(※2)。
もう一つは、2〜4時間の森のハイキングを3日続けるだけで、がんやウイルスから人体を守るナチュラルキラー細胞が40%も増大したというもの。この40%増はその後7日間も維持され、1ヵ月後も15%増を維持したという(※1)。
上に列挙した実験の被験者が「オフライン状態」だったことは言うまでもない。
そして、全ての研究結果に共通しているのは、自然の中にいるだけでさまざまな効果があるが、そこで体を動かすことで、さらなる効果を得られるということだ。...