給与の一部を貯金し続けていればリタイア後の生活をまかなえたのは過去の話。物価高と賃金の伸び悩みが常態化するなか、これからは金融リテラシーを身につけ、自ら積極的に資産を運用していくことも必要になってくる。
昨年度から、資産形成に関する授業が高校で必修化されたのも、そうした時代背景とリンクしている。
そこで今回は、「読むと人生が変わる」「『金持ち父さん貧乏父さん』以来の衝撃の書!」と絶賛されている、全米ベストセラー『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』より一部を抜粋・編集して、「定年後にお金で苦労する人」に共通する“ざんねんな特徴”を明かす(構成/根本隼)。
実質賃金は前年同月比でマイナス続き
ここ1〜2年、私たちの生活を脅かし続けているのが「物価高」だ。総務省が毎月公表している消費者物価指数によると、総合指数(生鮮食品を除く)は2022年9月以来12カ月連続で、前年同月比3%以上の上昇率を記録している。
一方で、賃金の伸びが、物価の上昇スピードにまったく追いついていない。厚生労働省が発表している毎月勤労統計調査(従業員5人以上の事業所)によると、物価を考慮した1人当たりの実質賃金は、今年7月まで16カ月連続で前年同月比を下回っている。
この状況が改善されなければ、物価と賃金の乖離がますます大きくなり、生活の質が相対的に低下し続けてしまう。
しかも、給与から天引きされる所得税・厚生年金保険料などは、明細で金額をチェックできるが、インフレの影響による支出の増大は目に見えにくい。そのため、可処分所得や保有資産の目減りに鈍感な人が出てきてしまうのだ。
そこで今回は、お金に余裕がある「金銭的自立」をめざす人のための必読書『JUST KEEP BUYING』より一部を抜粋・編集して、「定年後にお金で苦労する人」が見落としていることを解説する。
インフレ=目に見えない税金
定年後にお金で苦労する人=インフレに翻弄される
(本稿は、『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』の一部を抜粋・編集して構成したものです)