電気で(も)走ります
2代目となる新型「MINIクロスオーバー」に、プラグインハイブリッド車(PHV)の「クーパーS E ALL4」が登場。1.5リッター直3ターボエンジンと電動モーターが織り成す走りを、スペイン・バルセロナで試した。
中身は“あのクルマ”とほぼ一緒
本編を始める前に、ちょっとただし書きを。 今回、記者が試乗したのは欧州仕様の「MINIカントリーマン」であるが、いろいろややっこしいので、本稿では日本名の「MINIクロスオーバー」を使わせていただきます。あしからず。
さて、バルセロナ・エル・プラット空港で取材陣を出迎えたMINIクロスオーバーの姿に、記者はちょっと拍子抜けした。各方面で散々「MINI史上最大」とか「『3シリーズ』より幅がでかい」などと言われていたので、さぞやビッグな御車なんだろうと思っていたのだ。しかし、南欧の陽気な太陽を浴びたそのクルマは、何というかフツーだった。デザインの妙か、外観に間延びした感じがなくて、従来モデルより195mmも全長が延びているとは思えなかった。
巨大化を実感したのは、翌日、MINIクーパーS EクロスオーバーALL4を試乗する段になってからだ。このときはワタクシと他媒体の記者に加え、BMWジャパンのスタッフも同じクルマで移動することとなったのだが、新しいMINIクロスオーバーは大の大人3人と各人5日分の荷物をやすやすと……とは言わないまでも、後席を片方たたむだけで見事に飲み込んで見せたのだ。かつて御殿場で試乗した従来型MINIクロスオーバーでは、こうはいかなかったろう。荷室、後席スペースともに犠牲となっているはずのクーパーS E ALL4でさえ、このゆとりである。ボディーサイズの拡大に伴うパッケージングの改善を実感した。
しかし、本稿の主たるテーマは新型MINIクロスオーバーのパッケージングではない。というか、その話はもうwebCGでも散々されている。今回報告するべきは、あくまでも新採用のプラグインハイブリッド機構の出来栄えなのだ。……が、まあ詳しい方ならご存じでしょう。MINIクーパーS EクロスオーバーALL4の中身は、まんま「BMW 225xe iパフォーマンス アクティブツアラー」なのだ。ささやかなチューニングの違いはあるものの、基本的には同じプラットフォームに同じパワープラントが搭載されているわけで、同車についてはやはり高山正寛氏がwebCGでみっちりインプレ済みなのである。うーむ……。...