「会議を始めます。さて、今月の売上は○○円……」。このように、会議で数字の読み上げをやっていませんか?
もしそうなら今すぐやめるべきです。なぜなら「情報の隠蔽」を招くからです。
経理のプロフェッショナルであり、最新刊『スピード経理で会社が儲かる』の著者、前田氏がその詳細を語ります。
もっと議論に時間を割くべき!
会議の際の資料の読み上げは不要です(参加者の中で視力の弱い方がいる場合は除く)。なぜ、「売上高○○円、売上総利益○○円、営業利益○○円……」と毎回読み上げる必要があるのでしょうか。※関連記事
「会議資料を減らすと、会社が儲かる!」多すぎる資料の弊害とは?
社内会議は記者会見とは違うので、「資料を見てください」のひと言ですみます。
売上や利益額は百歩譲って認めますが、部門ごと、支店ごとの数字を読み上げてはいけません。
こんな「ごまかし」も生まれる!
もし支店が10あったら、10人の支店長が、1人1分読み上げただけで10分経過します。
10分は意外と長いもの。その時間のロスは大きいのです。
私は、成績の悪い部署の部長や支店長が、資料の読み上げに終始し、質疑応答を短くして社長や役員からの数字の突っ込みを切り抜けようとする場面をよく見てきました。
でも本来は、一番議論すべきはその部分です。そこを突っ込まずして、儲かる会社になりようがありません。
悪い数字を吐き出したら社長から叱責されるかもしれませんが、一番大切な部分をごまかしても何も改善されません。
数字やコメントの読み上げをやめれば、より多くの議論ができますし、逃げ場がなくなれば、部長や支店長も事前に対策案を考えて会議に出るでしょう。
そうすれば、より利益を生む体質に変われるのです。