ミュージック インタビュー&コメント

ミュージックライブレポート
2009年08月04日
LIVE REPORT
FM802 STILL 20 MEET THE WORLD BEAT 2009
ナニワに夏を呼ぶ名物フリーライブで、豪華アーティストが競演!

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スガ シカオlego big morlHYmonobrightエレファントカシマシ
阿部真央THE BOOM山崎まさよしJUJUスピッツ
ROCKゆず 
ナニワに豪華アーティスト集結!
 ナニワに夏の訪れを告げる、恒例のフリーライブ『FM802 STILL 20 MEET THE WORLD BEAT 2009』が7月26日に大阪・万博記念公園もみじ川芝生広場で行なわれ、65万通超える応募の中から選ばれた、幸運な1万4000人が、豪華アーティストの競演に熱狂した。

 この日の大阪地方は雨予報で、現地の周辺の市や街では、時折バケツをひっくり返したような雨に見舞われていたようだが、会場は開演が近づくにつれて、陽が差してきて、まるで何かに守られているように晴れてきた。まさに奇跡のような天候に、集まったリスナーのステージへの期待感が熱気に変わり、暑さと相まって、まさにヒートアップ。

 その温度を更に上げたのが、トップバッター、自他共に認める“雨男”スガ シカオがメインステージ(FUNKYステージ)。いきなり「午後のパレード」で、会場を一気にアゲる。満面の笑みで「もう雨男とは呼ばせない!」と叫び、終始ハイテンションで「コノユビトマレ」「奇跡」「春夏秋冬」「Party People」を披露。続いては、サブステージ(HOTステージ)にlego big morlが登場。リズム隊の重い音が疾走感をさらに煽り、期待通りのステージ。「ワープ」「溢れる」「Ray」を披露してくれた。

 FUNKYステージから三昧の音が流れてきて、大きな声援に迎えられHYが登場。アッパーチューンで客席をノリノリにしたかと思えば、切ないバラードをじっくり聴かせてくれた。「ホワイトビーチ」「この子達のために」「哀しみの向こう側」「366日」「てがみ」「フェイバリットソング」を披露したが、ストリングスが効果的で、楽曲に奥行きを与え、非常に印象的なステージだった。

 monobrightはHOTステージで「踊る脳」「頭の中のSOS」「アナタMAGIC」の3曲のパフォーマンスだったが、客席の一番後ろまできっちりノせていた。そしてエレファントカシマシ。宮本浩次(Vo)の熱い、圧倒的なパフォーマンスに客席がグイグイ引き込まれていく。「今はここが真ん中さ!」そして、「悲しみの果て」「今宵の月のように」といった懐かしい名曲、そして「俺たちの明日」「笑顔の 未来へ」「ハナウタ〜遠い昔からの物語〜」「ファイティングマン」などを披露。破壊力抜群のステージはさらに進化したようだ。

 客席が興奮冷めやらぬ中登場したのは、今年の要注目新人・阿部真央。「I wanna see you」「ふりぃ」「貴方の恋人になりたいのです」の3曲で、フレッシュさとともにきっちり存在感を感じさせてくれた。今年デビュー20周年を迎えるTHE BOOMは「星のラブレター」「神様の宝石でできた島」「My Sweet Home」「風になりたい」「島唄」など誰もが口ずさめる名曲を用意。会場全体に涼しい風が吹いたようなさわやかさを残してくれた。

 アコースティックギターとパーカッションというシンプルなスタイルで登場したのは山崎まさよし。まずはRCサクセション「トランジスタラジオ」から。さらに後半には「雨上がりの夜空に」と、故・忌野清志郎さんへ捧げる名曲を、青い空と客席へ向け歌った。そして「琥珀色の向かい風」「いかれたBaby」「Fat Mama」「晴れ男」「僕はここにいる」を変わらぬ伸びやかな声で聴かせてくれた。

 只今絶好調!のJUJUの登場に客席が沸く。しかし「奇跡を望むなら」を歌い始めたとたん、その艶やかで圧倒的なボーカルに、息を潜めて聴き入っている感じ。「明日がくるなら」ではJAY'EDをゲストに迎え、美しいハーモニーを披露。最後は「やさしさで溢れるように」で酔わせた。スピッツはいきなり公開リハ。前日大雨でリハが思うようにできなかったとかで、急遽公開リハ。これには客席も大喜び。大歓迎のハプニングだろう。一旦下がり、改めて登場し「チェリー」からスタートという憎い演出。会場の内外のお客さん全員が口ずさんでいる。懐かしい名曲「ニノウデの世界」「スパイダー」、最新シングル「君は太陽」や「涙がキラリ☆」を披露。いつまでも瑞々しさを感じさせてくれるステージは、まさに絶品。

 今最も勢いがあるバンドの一組ROCK'A'TRENCHは、その勢いをそのままステージに持ち込んだようなパフォーマンス。ヒットナンバー「My Sunshine」や「Every Sunday Afternoon」、新曲「真夏の太陽」を披露し、抜群にウマいMCと合わせて、客席のハートはガッチリつかんでいたようだ。
 いよいよ大トリを残すのみとなった頃、夕闇が下りてきて、ゆずが登場。雨をガマンしてくれていた空から、雨がポツポツと降ってきたが、逆に火照った体をクールダウンするにはちょうどいい、そんな感じが会場全体から伝わってくる。「嗚呼、青春の日々」「シシカバブー」などで盛り上げ、「逢いたい」、新曲「いちご」を披露し、最後はみんなが待ちに待っていた「夏色」で締めくくった。

 ラストは、出演者全員によるセッション。忌野清志郎さんがFM802のキャンペーンソングとして書き下ろした「Oh! RADIO」をアーティスト、客席、そしてスタッフ全員で大合唱して大団円を迎えた。 すっかり暗闇に包まれた会場で、撤収作業をしているスタッフの一人が、空を見上げながら「本当に奇跡だよ」とつぶやいた。
この奇跡的な天気は、清志郎さんが守ってくれていたからと思うしかない。
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