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ミュージックライブレポート
2009年06月04日
LIVE REPORT
ポルノグラフィティ
ポルノグラフィティ史上最大規模のツアーをレポート!

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日本屈指のライブバンドの真骨頂、「これぞライブ」!
 ポルノグラフィティのデビュー10周年記念ツアー『ポルノグラフィティ 10thライヴサーキット “ロイヤル ストレート フラッシュ”』の追加公演、国立代々木競技場第一体育館4daysのファイナルが、5月24日に行われ、ポルノ史上最大規模のツアーを締めくくった。

 今回のツアーは10周年のアニバーサリーツアーということで、シングル曲オンパレードでまさにお祭り。このお祭りは3時間をゆうに越える内容で、そんなライブをこの日で3日連続でこなしている昭仁の声が心配だったが、駆けつけたファンの熱い気持ちと声援に後押しされてか、最後まで見事に歌いきった。

 オープニングから「今宵、月が見えずとも」「ギフト」「メリッサ」と、早くもクライマックスを迎えたかのような怒涛のヒットナンバーの連発。会場は早くもヒートアップし、場内は熱気で蒸し風呂のよう。ちなみにヒットナンバーの連発は最後まで続くのだが・・・。

 メンバーもミュージシャンも、やはりファイナルということで歌にも演奏にも気合がみなぎり、素晴らしいパフォーマンス。それ以上に客席からの熱気が凄まじく、それに応えるようにさらにパフォーマンスに力が入る。「これぞライブ」と思わせてくれる、“美しいライブ”が繰り広げられていた。

 途中、新曲も披露した。昭仁の言葉が1つひとつ伝わってくるバラードで、晴一は“泣き”のギターでその想いを伝える。中盤には名曲のメドレーが用意されており、さらに彼らの世界にグイグイ引き込まれる。後半に入っても、そのスピードは全く落ちることがなく、代々木体育館自体が汗だくになったような感じ。でもお祭りを楽しみにきているファンにとっては、この熱さがたまらないのかもしれない。ライブは汗をかきながら一緒に歌い、タオルを回し、叫び、まさに昭仁が言う通り「バカにならにゃソン」だ。そんなライブを演出してくれるポルノとファンとが歩んできた10年を、共に祝おうという空気が、会場全体に充満し、本当に“イイ空間”だった。

 本編のラストは「やめようかと思った時、晴一ともう一度頑張ろうと決めた時にリリースした曲です」というMCと共に「シスター」を披露。本人たちにとっても、ファンにとっても忘れられない1曲だ。感動の波が会場一杯に広がっていく。

 もちろんアンコールの声と拍手は鳴り止まず、再び登場。8年前にこの会場でライブをやったが、その時はその大きさに負け悔しい思いをしたという。でもこの4daysで、その時の“借り”を返すことができたはずだ。「この気持ちを変わらず持ち続け、音楽を続けたい」と「ダイアリー 00/08/26」を披露。

 そしてその瞬間は訪れた。11月28日に一夜限りの東京ドーム公演を行うと昭仁の口から発表されると、喜びのどよめきが起こった。10年の集大成、それをお祝いするライブだが、これからのポルノグラフィティが進む道も、この日は示してくれるはずだ。

 「Please say yes, yes, yes」、ラストは「ジレンマ」で締めくくり、熱すぎる3時間半を越えるステージは終了した。するとスタッフがメンバーに用意をしたサプライズ映像が映し出され、二人もミュージシャンと共にステージに座り込み、映像に見入っていた。デビュー曲「アポロ」が流れる中、これまでのライブタイトルなどが映し出され、客席も「アポロ」を大合唱している。そして、この日のライブで、メジャーデビュー以降行ったライブ・イベントがちょうど400本になったことが映像で流れるとまたまた大歓声。昭仁がそれを受け「500本、600本、1000本とまだまだ頑張る」と宣言し、大団円を迎えた。

 これまでポルノを応援してきたファンは、彼らへの想いを再確認し、そしてこの日初めてポルノのライブを体験した人は、これからきっとポルノにハマるということを確認できたのではないだろうか。

 やっぱりポルノは日本屈指のライブバンドだ。

ポルノグラフィティ プロフィール
(写真:荒川潤/片平長義)
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