ミュージック インタビュー&コメント

ミュージックライブレポート
2010年9月29日
LIVE REPORT
愛内里菜
引退前ラストライブでファンに向けて最後のメッセージ

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愛内里菜愛内里菜   
10年間の想いをすべてつめこんだライブ
 自身の誕生日である7月31日の前日、大阪でのファンクラブ限定ライブで突然の引退を発表した愛内里菜が、9月19日に大宮ソニックシティでラストライブを開催した。ラストシングル「HANABI」の制作時に引退を決意し、9月15日にリリースしたラストアルバム『LAST SCENE』に、デビューからの10年間の想いをすべてつめこんだ愛内が、最後のライブに挑んだ。

 アルバムのオープニングナンバーでもある「Prologue」で静かにスタートしたライブは、序盤から新旧ヒット曲を織り交ぜ、中盤に進むにつれ徐々にヒートアップしたいった。<今を壊せば全部なくなりそうだけど そうでもしなきゃ 本当に欲しいと 願う勝利の瞬間なんて掴めやしない>と、10年間のアーティスト活動にピリオドを打ち、次のステップに向かう自身の生き様を表現した「Priority」を披露した際には、うっすらと涙を浮かべる場面も。しかし、引退することを感じさせないパワフルなパフォーマンスで、終始観客を魅了した。

 本編最後の曲には、ラストライブのリハーサル中に書き下ろしされた未発表曲「SONG OF THE LIFE」が初披露され、瞬く間に本編が終了した。そして、アンコールの拍手が鳴り響くなか、再びステージに登場した愛内は、立て続けにヒット曲を披露。「FULL JUMP」を歌い終えた後、何度も「ありがとう!」を繰り返し、ファンとの最後の別れに胸を詰まらせた。

 すべてのアーティスト活動からの別れを告げるように、10年間愛用してきたマイクスタンドにマイクを戻し、ステージから立ち去った愛内だが、その後も帰ろうとしないオーディエンスからの割れんばかりのアンコールの拍手に応え、2回目のアンコールに突入した。ここで愛内の口から最後のメッセージが伝えられた。「今、本当に心から感じていること、それは、皆さんの支えがあったから、私の、愛内里菜の10年間があるということです。愛内里菜はしっかりとステップを踏んで、大人として、女性として成長したいと思っています。だから今日は、ラストかもしれないですが、新しい愛内里菜のスタートラインに立って進む日でもあります。最後の曲ですが、私のスタートでもあるこの曲を届けます。皆さん、本当にありがとうございました。私の想いと、そして大切な皆さんへの想いを乗せた曲を聴いてください」とラストシングルを紹介した。

 涙をこらえ言葉を選びながらファンへ伝えた最後のメッセージは、感謝のメッセージであり、前向きなメッセージ。最後は、引退を決意するきっかけとなった「HANABI」を披露し、3時間半に及ぶ全30曲、完全燃焼ラストライブは幕を閉じた。
【過去の特集&インタビュー】
■アルバム『LAST SCENE』インタビュー
 『ラストアルバムにこめる これからもずっと未来に抱き続けていく想い』(2010/09/15)
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