ミュージック インタビュー&コメント

ミュージックライブレポート
2009年12月30日
LIVE REPORT
Mr.Children
2009年の締めくくりにふさわしい「ド派手」な東京ドーム最終公演

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桜井和寿(写真:渡部伸)田原健一(写真:石渡憲一)中川敬輔(写真:石渡憲一)鈴木英哉(写真:渡部伸)Mr.Children(写真:渡部伸)
2010年への期待を膨らませる圧巻のステージ
 約4年ぶりに行われたMr.Childrenの全国ドーム・ツアー『Mr.Children DOME TOUR 2009〜SUPERMARKET FANTASY〜』が、12月27日の東京ドーム公演でファイナルを迎えた。「ドーム・ツアーなんで、ド派手にやりたい!」という桜井の言葉(MC)通り、選曲もステージも照明もドーム公演のためだけに用意されたものばかり。そう、今回のドーム・ツアーは、ライブ活動を積極的に行ったMr.Childrenの2009年を締めくくるにふさわしい場所になった。

 長さ100メートルのメインステージに降り注ぐ、色とりどりの光の中を縦横無尽に走り廻った桜井は、最初のMCで「最高の夜にするよ!」と、約4万7000人の観客に約束してくれた。私たちがその約束を心から信じることができるのは、多くの人たちに愛されている彼らの音楽がライブの中心にあるからだろう。

 「HANABI」や「名もなき詩」では観客の歌声が大きなドームに響き渡る。バンドから放たれる音の塊には何度も心が揺さぶられる。とにかく、この音の塊が、メンバー4人に小林武史(Key)、ナオト・インティライミ(Cho)の2人を加えた、たった6人から生まれていることにあらためて驚かされた。と同時に、Mr.Childrenの音楽は、聴く者の心を掴んで離さない大きな力を持っているんだということを再確認することができた。

 また、ライブの中盤には、メインステージから延びる花道の先に設置された円形ステージに6人が集まり、「Simple」「Drawing」「彩り」を奏でるコーナーが設けられた。みんなの近くでシンプルに音楽を届けた彼らの笑顔は、とても印象的なシーンになった。

 約2時間半のライブで演奏したのは、アンコール曲を含め全24曲。最新アルバム『SUPERMARKET FANTASY』収録曲から選ばれたのは「声」「エソラ」「GIFT」「HANABI」。4曲のみだったのは意外だったけれど、きっと彼らはこのドームという特別な場所で、2009年の終わりにファンのみんなに届けたい歌を自由に選んだのだろう。だからこそ、配信限定の「fanfare」や新曲「365日」(発売未定)をメニューに加え、いち早くライブで披露してくれたんだと思う。

 「今年はライブ三昧だったけど、来年も精力的に活動するんで!10年先も20年先もよろしくお願いしたいと思います」と桜井。バンド結成20年という大きな節目を迎えた2009年の最後に、そしてその次の新しい1年を迎える前に、彼らは2010年のMr.Childrenへの期待を大いに膨らませてくれたのだった。
(文:松浦靖恵)
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