ミュージック インタビュー&コメント

ミュージックライブレポート
2009年12月01日
LIVE REPORT
KREVA
KREVAの歴史をさかのぼる『ROUND2』ツアーをレポート!

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『心臓』が高鳴る、最高にカッコイイ夜
 ヒップホップ歌手のKREVAが、“KREVAの日”である9月8日の『ROUND ZERO』公演を皮切りに、今まで行ったことがない都市で行われた、小規模ライブハウスツアー『ROUND1』、Zepp、BLITZなどの大規模ライブホールをまわる『ROUND2』、そして大阪城ホール、横浜アリーナで行われるアリーナツアー『ROUND3』と展開している、ライブツアーの東京公演が、11月24日、25日とZepp Tokyoで行われた。

 今回の公演はホールを巡る『ROUND2』。9月8日に発売したオリジナルアルバム『心臓』を引っさげてのライブとあって、“ドクン、ドクン”という心臓音でライブはスタート。大歓声とDJのスクラッチがこだまするなか、KREVAが登場。勢いそのままに、自己紹介的楽曲「ACE」、メロディアスな「これがFall in love」を歌い上げる。続いて「K.I.S.S.」「I Wanna Know You」「キャラメルポップコーン」「中盤戦」「生まれてきてありがとう」と、『心臓』収録曲を次々と披露した。

 MCタイムに入ると、「6月にマイケル・ジャクソンが亡くなって、いろんなアーティストがマイケルの曲をやっていると思う。でも俺はマイケルと“共演”したいと思う。“勝手”にな!これがHIP HOPだから。みんなの心の奥に刻むぜ」と言い切る。すると、ジャクソン5の「ABC」が流れ、KREVAが「あかさたなはまやらわをん」を歌うサプライズ。

 そして観客を大いに煽ったまま「くればいいのに」「アグレッシ部」「THE SHOW」「ストロングスタイル」と、アルバム『よろしくお願いします』の曲を歌い上げていった。

 MCでは、「作戦をちゃんと考えてある」とKREVA。「俺の歴史をさかのぼるというのが今回の裏テーマ。まず『心臓』の曲をやって、ベストアルバムの曲もやったでしょ?そして今『よろしくお願いします』の曲を歌ったんだ」とニヤリ。「だから次は…『愛・自分博』の曲をザクザク振り返る。全曲で1曲に聴こえるようにお届けします。いや、開催します!」と宣言し、『愛・自分博』メドレーを披露。

 人気曲「イッサイガッサイ」「スタート」を歌ったところでMCゾーンに。「全曲やったつもりだったのに「国民的行事」を歌うの忘れてたー!どうしよう」と芝居がかった口調で話したと思えば、いきなりコントが始まった。エプロン姿で登場し、“呉 萬福”という中国人風キャラになり、メンバーのDJたち3人をいじって次々と爆笑を誘った。

 そして「この先どうなる?」、アルバム『新人クレバ』から「DAN DA DAN」「ファンキーグラマラス」「音色」「希望の炎」を披露した。

 「5年かかって、傑作といえる『心臓』というアルバムを作ることができた。さらに俺はでっかくなれるんじゃないかと思っている。みんなから、応援していて良かったと思ってもらえるように頑張る」と決意を新たにするKREVA。「今挑戦しているのがヴォコーダー(マイクに向かって発した声をキーボード等で操作し、機械的な音にする装置)。ピアノも弾けないし、楽譜も読めないけど、この曲をライブの終盤でみんなに聴かせたかったんだ」と語り、独特の味わいを持った楽曲「Tonight」を歌い上げた。

 会場中がいいムードに包まれたまま、新たな代表楽曲としても人気の「瞬間speechless」を、今回のイメージカラーである青と赤のライトのなか、見事に魅せていった。そして本編の最後は、最高のアゲ楽曲「成功」でしめた。

 アンコールでは、ゲストとして登場した古内東子とともに、「シンクロ」を甘く、ムーディーに歌いあげた。最後の最後にはアカペラで「リズム」を披露し、集まった多くの観客を魅了していた。

 約3ヶ月をかけて、『ROUND ZERO』『ROUND1』『ROUND2』と巡ったKREVAのライブツアーは、いよいよ最後の『ROUND3』(2010年1月16日・大阪城ホール、2月6日、7日・横浜アリーナ)に突入する。同ツアー最大規模のステージで、KREVAがどのようなライブを繰り広げるか、今から楽しみだ。


 KREVA

KREVA プロフィール
コミュニティ

■「瞬間speechless」インタビュー『最高にメロウでドラマチックな名曲が誕生』(2009/07/08)
■「クレバのベスト盤」特集『好きなシングル&魅力を徹底解剖』(2008/03/19)

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