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キム・シフ『初恋の気持ちになることを待っている』

ドラマ『ラブレイン』や映画『サニー 永遠の仲間たち』など大ヒット作への出演で日本でもおなじみの新鋭俳優キム・シフ。昨年は初主演作『少女』が韓国で公開され、日本で3月に開催される新大久保ドラマ&映画祭では広報大使を務めるなど、ますます日韓で活躍の幅を広げるキム・シフが登場! 俳優ポリシーから恋愛観までたっぷりと語ってくれた☆

180度性格が変わって、うるさくなる(笑)

――前回に続いてこの12月も日本でクリスマスシーズンを過ごしたわけですが、今回はどんなふうに過ごしましたか?
キム・シフクリスマスイブに日本に到着しましたが、今回はテレビ番組の密着取材がありました。そのなかで、原宿のある銅像を探すというミッションがあって。でも、渋谷を歩いている人たちもその銅像のことを知っている人がほとんどいなくて苦労しました(笑)。街の人々にいろいろ聞いたりしましたが、皆さんすごく親切でした。

――キム・シフさんは、物静かそうに見えて、実はお酒を飲んでハメを外すようなところもあるとお聞きしたのですが、本当ですか?
キム・シフお酒を飲むと、明るくなりますし、口数が増えます。すごいときは180度性格が変わってしまって、うるさいくらいになります(笑)。

――映画がお好きとのことですが、日本映画で気に入っている作品は何ですか?
キム・シフここ最近だと『タイヨウのうた』を深夜にひとりで観て、思わずギターを買ってしまいました。それくらいこの映画に感動しました。ファンタジーやロマンス系の映画が好きでよく観ます。『いま、会いにゆきます』なども好きな映画ですね。

――以前は、自らオーディションをたくさん受けたとのことですが、後につながる出会いというのは何でしたか?
キム・シフ俳優として活躍するきっかけになったと言えるのは、やっぱりドラマ『ラブレイン』ではないかなと思います。この作品によって、こうして日本にも来られるようになりました。

――『ラブレイン』で演じたイ・ドンウクは明るい男性でしたが、ご自身と役柄の似ている部分と違う部分はどういうところでしょうか?
キム・シフドンウクは女性とすぐ仲良くなるカサノバのような人物だったので、人見知りの僕とは正反対ですね。でも、演技をするという意味で考えると、反対のキャラクターを演じることは挑戦になってよいことだと思います。

――ご自身は恋愛をするときはどのような人になりますか?
キム・シフ自分では純情なほうだと思います。今、恋愛をしないで7年経ちましたけど、初恋の感情が残っています。いつも、そんな初恋のときの気持ちになることを待っているような気がします。

30代半ばで真の男らしさを見せたい

――『ラブレイン』で共演されたチャン・グンソクさんは、シフさんのことを「爆弾級の人物」と言われていましたが、それについてはどう思われましたか? また、グンソクさんのことをひと言でいうなら?
キム・シフ本当にグンソクさんには感謝していますし、グンソクさんが言ってくれたように、「爆弾級」の人物になりたいなと思っているところです。グンソクさんは現場に居なくてはならないムードメーカーで、いろんな面で僕たちを助けてくれました。親切な人で、パブリックなイメージとはまたちょっと違う情の深い人でした。

――近年は『ラブレイン』のほかに『サニー 永遠の仲間たち』などでも活躍されていますが、昔の演技を見返して、今の自身の演技について思うことはありますか?
キム・シフ『親切なクムジャさん』はデビュー当時の作品で、今観るとやっぱり未熟なところが目についてしまいます。当時はまだ経験が少なかったので、監督のディレクションにすべてまかせていたところがあり、今になって見返すと恥ずかしいというほどではないにしても、もっとこうできたなと思うところはあります。

――『親切なクムジャさん』でご一緒されたパク・チャヌク監督は、どういう演出をされる方でしたか?
キム・シフ初めて出演した作品の監督がパク・チャヌクさんで、本当に有名ですごい監督なので、現場でもそんなオーラを感じました。当時、18歳だったんですけど、監督は考えていることを一つひとつ丁寧に説明してくれました。頭のなかにすべてのシーンが入っている監督で、同時に僕が何を考えているかを理解してくれていました。

――韓国で公開されたばかりの最新作『少女』では、心無い噂に傷ついた少女に惹かれ、やがてある選択をするという、かなり難しい役どころを演じられたかと思います。演技をする前にどんな準備をされましたか?
キム・シフ第一には、やっぱりシナリオの解釈を深めました。そして次に、ユンスという青年のことを分析しました。ユンスは感情の激しい人なので、その感情を理解しようとしたり、共感しようとしたりしました。

――監督とはどういうやりとりをしましたか?【キム・シフ】
 監督とは撮影が始まる前からいろんな相談をしたり脚色についてやりとりをしていたので、撮影に入るとすぐに信頼感をもって演技に臨むことができました。

――『少女』のラストシーンは、観る人によってさまざまな解釈ができる映画になっていると思いますが、キム・シフさんはどう思われましたか?
キム・シフ少年と少女が罪を犯してしまった結果、だれにも邪魔されないふたりだけの幸せの道を選んだのだと思います。一概にはハッピーエンドとは言えないかもしれませんが、僕自身はあれはハッピーエンドだと感じています。

――以前、キム・シフさんは「男は30歳からだ」って言われていましたが、30歳になったとき、どんな役をやっていたいですか?
キム・シフ30歳はもうすぐなんですよね(笑)。一番大事なのは、何事にも一生懸命取り組むことですね。芝居の経験を一つひとつ積み重ねていくことが大事なわけで。以前は「30歳から」と言いましたが、最近は男の真の姿を見せられるのは30代半ばからだと思うようになりました(笑)。これからも、いろいろなノウハウや経験を積んで、30代半ばには、真の男らしさをお見せできればいいなと思います。
(文:西森路代/写真:片山よしお)

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