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魔女の宅急便『撮影現場レポート☆コリコのグーチョキパン屋ロケ現場に潜入!』
香川・小豆島で行われたグーチョキパン屋ロケ現場に潜入☆
そのグーチョキパン屋は、白い壁に緑の窓枠、ステンドグラスの装飾がある外装で、ヨーロッパ風の雰囲気がありながらも、屋根は瓦という和洋折衷の様式。海に向くと遠くまで視界が抜ける美しい景観が目に飛びこんでくる、まさに実在するかのようなコリコの町が作りだされている。それぞれキキとおソノの衣装をまとって、そんなセットにすっかりとけこんでいた小芝風花と尾野真千子は、撮影の合間は談笑してリラックスしている様子。しかし、カメラがまわると、キキの仕草や表情への繊細な演出が清水監督から度々入り、ねばり強くテイクが重ねられ、ほどよい緊張感のなかで撮影は進められていた。
撮影現場を訪れた原作者の作家・角野栄子氏は、小芝演じるキキを見て「すごくかわいらしくてイメージ通りです。今まで生身のキキを見たいとずっと思っていました」。また、小豆島での撮影に関しても「コリコは、世界中どこの国にもない町として書いています。なので、日本で撮れるのだろうかと思ったこともありましたが、実際に見て、すばらしいロケーションで驚きました。ここからキキが飛ぶ姿を楽しみにしています」と満足そうにうなずく。そして、自らも望んでいたという実写化について「『魔女の宅急便』はアニメにもミュージカルにもなっていますが、いろいろなキキがあっていいと思います。実写版では、キキがいろいろなものを運んだりして、ドラマティックなアドベンチャーがあります。(原作が)どう解釈されてどう作られるのか楽しみです」と期待を寄せた。
撮影現場に潜入したのはクランクインから約2週間が経ったころ。小芝は「監督に具体的な指示をたくさんいただいて、現場は楽しくて充実しています。角野さんが作った作品を、監督と私でどう新しい『魔女の宅急便』にできるかいつも考えています!」と持ち前の明るさをはじけさせて元気いっぱいに語る。そんな小芝を清水監督は「ほどよい緊張感とゆるさを持っているのがキキ。まだ確固とした芯がなくて、それを作ろうとしているところが、小芝さんにもキキにもピッタリ。梅雨の時期だけど天気がよくて撮影は順調。小芝さんの演技も順調です(笑)」と温かく見守る。
また、なにかと引き合いに出される宮崎駿監督によるアニメ版(1989年)に対して、清水崇監督は「自分の手であの有名な『魔女の宅急便』を実写化することは感慨深い。アニメが世界中で有名になり、みんなのイメージがすでに固まっているので、実写化は無謀だとわかっています。しかし、だからこそ挑戦したい。(実写版は)マイナスから始まったその世界観をどう作るか、自分のなかのオリジナルが見えてくるまで時間がかかったが、しっかりと見えています」と自信をのぞかせていた。
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『少しずつ勇気を出して―ダブルのドキドキがあった☆』
魔女の宅急便
関連リンク
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