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山寺宏一&永尾柚乃、『リロ&スティッチ』インタビュー:山ちゃんびっくり!ゆのちゃんはリアル・リロだった!
『リロ&スティッチ』(公開中)日本版スティッチ役の山寺宏一、リロ役の永尾柚乃 (C)ORICON NewS inc.
山寺ゆのちゃんは生まれていないものね。
永尾はい、2016年生まれです。
山寺うわぁ!そうだよね。当時、ディズニーストアなどの関連ショップにスティッチグッズがずらっと並んでいた光景を思い出しますね。女子高生を中心に、キーホルダーやぬいぐるみを持っている人がたくさんいました。「スティッチはかわいいけど、声が個性的」とか「アニメーションは見たことないけどスティッチは好き」なんて声も耳に入ってきましたけれど(笑)、つまりスティッチのビジュアル人気がすごかったんです。
それをきっかけに作品を見る人も増えて、どんどんブームが大きくなっていったように思います。日本オリジナルのテレビアニメシリーズも作られたんですよ。沖縄の架空の島を舞台にした日本版『スティッチ!』は第3期まで続きました。いかに日本で人気が高かったか、その証拠だと思います。
永尾沖縄が舞台の『スティッチ!』は日本で制作されていたんですね。ディズニープラスでスティッチシリーズは全部観ています!ハワイと沖縄って、雰囲気が似ていると思います。
山寺そうだね、ハワイも沖縄も、どちらも大好きです。
永尾私も大好きです!
山寺実写になって、スティッチがさらに“もふもふ”感を増して、本当に生きているように感じました。家族と愛をテーマにした物語で、リロとナニという姉妹の関係がリアルに描かれていて、心に響きました。撮影は実際にハワイのカウアイ島で行われていて、景色も本当に美しいです。
――リロを演じてみての感想は?
永尾とにかく楽しかったです!難しかったとか苦労したという感覚はなく、すべてが楽しかったです。私は一人っ子なので、お姉ちゃんがいることがうれしくて、MOMONA(ME:I)さんとご一緒できてすごくうれしかったです。
永尾実は踊りながらアフレコしました。フラの先生に教わりながら頑張りました。手の動きも丁寧に意識しました。
山寺声の収録なのに、ちゃんと振りまで覚えて踊りながらやるなんてすごい!
――リロの見どころについて教えてください。
永尾リロって、ほんとうに周りに流されないんですよね。いつも「自分は自分」っていう感じで、他の誰かになろうとしない。リロはリロ、っていう芯の強さがあるんです。でもスティッチが来てからは、ちょっとお姉ちゃんのような一面も見せるんです。そういう変化も、この映画の見どころだと思います。
山寺そうだね。リロはずっとナニの妹でいたけれど、スティッチの前ではちょっと“お姉さん”っぽくなるよね。おてんばだけど、スティッチのことはしっかり面倒を見てるし、リロはスティッチのこと、弟みたいに思ってるんだろうね。なぜかスティッチも、リロの言うことだけは素直に聞くんだよね。レイ(花の首飾り)をかけられたら、急におとなしくなってかわいかった。
永尾リロのやさしさにふれて、スティッチも“愛”を理解し始めるんですよね。家族の絆=“オハナ”の大切さを。
永尾私も動物大好きです!ワンちゃん2匹、カメレオン2匹、メダカ2匹、ドジョウ1匹、プレコ(ナマズの仲間)2匹を飼ってます。
山寺本当に“リアル・リロ”だね!カメレオンを飼ってる人に初めて会ったよ。名前は?
永尾女の子が“カメ”、男の子が“レオン”。2匹合わせて“カメレオン” です。
山寺センス抜群(笑)!だからリロの気持ちが、よくわかるんだね。
山寺実写版のスティッチ、どこが良かったかをぜひ聞きたいです。僕が作ったわけではないですが、大切な役を演じさせてもらったので、観た方それぞれの“お気に入りポイント”を教えてもらえたらうれしいですね。まずは、とにかく観てほしい。それが何より大事です!