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深澤真紀 SPECIAL INTERVIEW 主婦層を中心に“ウチ族”が急増中!?
今の直観的なデジタルの時代は主婦との親和性が高い
深澤とんでもない進化ですよ! 私は昔からオタク気質なところがあって、パソコンとは25年くらいの付き合いですけど、それこそ昔は各部屋にLANを引いたりしていましたからね。
――その当時は随分とマイノリティだったんでしょうね(笑)。
深澤女性の中ではそうでしたね(笑)。ただ、今のネットツールは主婦層、女の人のオタク心をくすぐるアイテムが多いんですよ。カレンダーのアプリでも、男の人の場合ってそのまま使い続ける人が多いんですけど、女性の場合はちょっとしたカスタマイズが欲しくなる。「月曜始まりのカレンダーにしてくれないかな」とかね(笑)。
――そこにメーカーも応える形で進歩していく。ある種の相乗効果は女性発信からの方が生まれやすいですよね。
深澤スペックだけじゃない、インターフェイス萌えというか(笑)。それが今の直観的なデジタルの時代には重要だったりもしますよね。裏を見せず、インターフェイスを進化させていった現在のデジタルは、女性の方が親和性が高いですから。
――色々とお話しを伺っていると、ネットを上手く活用した“ウチ充”ライフを高めたいという、主婦層からの欲求は必然といえますね。
深澤そうですね。これまで、仕事のためのツールとして発展してきたネット環境やデジタル機器が、今後はプライベート空間を充実させるものに変化していくことに、更に拍車がかかると思います。
“ウチネット”のインフラ整備は今後さらに重要 −ウチWi-Fi化−
深澤今の主婦はパソコンやネットに詳しいのは事実なんですけど、例えば、携帯やタブレットで契約したら、「これでいいや」と思ってしまう。あるいは、家族皆が違う回線を持ってしまって管理しきれないという家庭も多いのが現状ですね。3GとLTEとWi-Fiの違いが分からないという方も多い。
――正直、男の私も曖昧な部分があります(笑)。
深澤どれが通信速度が速いのか? どれが家のネット環境に適しているのか? ということが、情報過多によって見分けがつかないんです。つまり、個々の家でインフラをどう整えるのかという点で悩んでいるか、あるいは気が付いてないかという状況だと思います。すごくもったいないですよね。賢い主婦はいわゆる「ウチWi-Fi」を上手く使ってますけど。
――気が付いてない家も多いでしょうねぇ。
深澤ネットが一気に進化してしまったから、ある種しょうがない部分もあるんですけどね。何がスタンダードなのか分からないという主婦の方が多いですよ。ただ、情報過多によるユーザーの“置いてけぼり感”という面は昔からあって、パソコン普及初期はモニターがパソコンだと思っていた方もたくさんいたし、ビデオデッキのリモコンをずっとテレビ画面に向けて動かないとクレームを入れたり(笑)。
――昔の機器は赤外線の範囲は狭かったから(笑)。
深澤進化のスピードが速すぎて一旦落ち着いて考えるのが難しいんです。あと、一度契約したものを解約することって凄く面倒なんですよね。
――その「面倒くさそう」というのは重要な課題ですよね。
深澤そうなんです。だから、家のインフラ整備は今後さらに重要になってくると思いますね。因みに私の家では、ボーナス時期などに夫婦で話し合うじゃないですか? その時に必ず家庭内インフラについて会議をします。それこそ、「紙の新聞はもうやめようか?」とかね(笑)。
――へぇ〜。
深澤年に2回はインフラの見直しはしていますね。やりっぱなしが一番勿体ないんです。今、家のインフラがどうなっているのか? という部分をキチンと把握して、改善すべき点はしっかり改善する。それが“ウチ充”を更に高める秘訣だと思います。これは保険を見直したり貯金を見直したりすることと同等に、特に今ならウチWi-Fiを活用する等、ネット環境を見直すべきかもしれません。まさに家庭のマネジメントですよね(笑)。
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急増している“ウチ族”、“ウチ充”とは!?
ここ十数年の不況下で、外出を控える家族が多くなったと言われ、同時にインターネット・インフラの急速な進歩から、より充実したプライベート空間を作りたいと考える“ウチ充”が急増。これまでの「巣ごもり」「引きこもり」のようなネガティブな意味合いではなく、よりポジティブに、豊かに過ごす人たちが“ウチ族”と呼ばれている。
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【急増する“ウチ充”主婦とは!?〜家庭のマネジメントの新たなコツ】
関連リンク
・[INTERVIEW II]-ウチWi-Fi化-
・深澤真紀公式サイト