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モヒートの作り方とアレンジテクニック【現役バーテンダー監修】
今回は、現役バーテンダー監修のもと、自宅で気軽につくれるモヒートのレシピを紹介しよう。基本の作り方から、フルーツやハーブを変えたアレンジレシピ、さらにはノンアルコール版まで幅広く取り上げる。また、モヒートに合うおすすめのペアリング料理についても詳述し、家庭でのカクテルタイムを一層充実させるヒントを提供する。
本記事を参考に、自宅でプロ顔負けのモヒートをつくり、ぜひ家族や友人と共に楽しいひとときを過ごしてほしい。
モヒートってどんなカクテル?
夏に人気を集める理由は、モヒートの見た目と味わいにある。グラスに注がれた涼し気なモヒートは、飲む人にリフレッシュ感を与える。特に、暑い夏の日にはモヒートの爽やかな風味が喉を潤し、一口飲むたびに爽快感が広がるのだ。ミントの香りは、嗅覚を通じてリラックス効果をもたらし、ライムの酸味が口の中をさっぱりとさせるため、食事との相性もよい。
このように、今なお愛されるモヒートの起源は、16世紀のキューバに遡る。もとは「エル・ドラケ(El Draque)」という名で知られていた飲み物で、ドレイクという海賊がキューバに持ち込んだという説が有力だ。当時のエル・ドラケは、サトウキビの蒸溜酒にミントとライムを加えたシンプルな飲み物だった。こうして持ち込まれたモヒートは、キューバの地元住民によって改良され、現在のモヒートの原型が誕生したとされている。
そんな世界的カクテルであるモヒートが、本当に家で簡単につくれるのだろうか? 次章ではモヒートのレシピについて、詳しく紹介しよう。
モヒートの作り方
モヒートに必要な材料と道具
材料
・ラム(30〜45ミリリットル)
・ミント(10〜12枚程度)
・ライム(1/4個)
・砂糖またはシロップ(2tsp)
・マドラーなどステアするための道具
・炭酸水
・氷
※tsp:ティースプーン 小さじ1杯 約5g相当
・ミント(10〜12枚程度)
・ライム(1/4個)
・砂糖またはシロップ(2tsp)
・マドラーなどステアするための道具
・炭酸水
・氷
※tsp:ティースプーン 小さじ1杯 約5g相当
・ミント:新鮮なミントの葉を使用する。ミントの香りが強く、葉が青々としているものがよい。ミントはモヒートの爽やかさを引き立てる主役の材料である。
・ライム:新鮮なライムを選び、果汁と皮の両方を活かすことで、酸味と香りを引き出すことができる。このライムの風味こそが、モヒートの爽快感を支えているのだ。
・砂糖またはシロップ:砂糖はしっかりと溶かすことが大切である。カクテルをつくることに不慣れな場合は、シロップを使うことで、溶け残りを防ぎ、甘さも調節しやすくなる。
・炭酸水:適量。ソーダ水を使用し、炭酸の爽快感を加える。炭酸がしっかりと強いものがよい。
・氷:氷を細かく砕いたクラッシュアイスを推奨する。これがカクテルの温度をしっかりと下げ、味を引き締める役割を果たす。難しい場合は普通の氷でもよいが、家庭用の冷凍庫の氷は溶けやすいため、コンビニやスーパーなどで、ロックアイスや純氷を購入することをおすすめする。
道具
・グラス
・バースプーン
・ジガ―カップ
・バーナイフ
・ペストル
・ストロー
・バースプーン
・ジガ―カップ
・バーナイフ
・ペストル
・ストロー
バースプーン:カクテルを混ぜたり、果汁を程よく絞ったりするために使用する。
ペストル:ミントを潰すための道具である。適度な圧力で潰すことで、ミントの香りを最大限に引き出す。ペストルが無ければ、マッシャーやバースプーンで代用したり、手で軽く揉みつぶしたりするのもよいだろう。
作り方
1.ミントの葉とライム、砂糖またはシロップを準備する
グラスに新鮮なミントの葉、ライム、砂糖(シロップ)を加え、ペストル、あるいは代用品を使って、ミントを軽く潰し香りを引き出す。この際、ミントを強く潰しすぎると苦味が出るため、軽く押し潰す程度に留めることが大切だ。
2.ラムを注ぐ
用意したラムをグラスに注ぎ、全体をしっかりとかき混ぜる。砂糖を使用した場合は、溶け残りがないように混ぜることが大切だ。
3.氷と炭酸水を加える
グラスにクラッシュアイスまたはロックアイスか純氷をたっぷりと入れ、最後に炭酸水を注ぎ、軽く混ぜる。炭酸水を注ぐ際は、氷に直接当てず、グラスに沿うようにゆっくりと少しずつ注ぐことで、炭酸が弱まらないようにする。
4.仕上げと装飾
グラスの縁にミントの葉を飾り、ストローを2本添えて完成だ。クラッシュアイスがストローに詰まらないよう、2本のストローを使用することで飲みやすくなる。これで、涼しげな見た目を楽しみながら味わうことができる。
グラスに新鮮なミントの葉、ライム、砂糖(シロップ)を加え、ペストル、あるいは代用品を使って、ミントを軽く潰し香りを引き出す。この際、ミントを強く潰しすぎると苦味が出るため、軽く押し潰す程度に留めることが大切だ。
2.ラムを注ぐ
用意したラムをグラスに注ぎ、全体をしっかりとかき混ぜる。砂糖を使用した場合は、溶け残りがないように混ぜることが大切だ。
3.氷と炭酸水を加える
グラスにクラッシュアイスまたはロックアイスか純氷をたっぷりと入れ、最後に炭酸水を注ぎ、軽く混ぜる。炭酸水を注ぐ際は、氷に直接当てず、グラスに沿うようにゆっくりと少しずつ注ぐことで、炭酸が弱まらないようにする。
4.仕上げと装飾
グラスの縁にミントの葉を飾り、ストローを2本添えて完成だ。クラッシュアイスがストローに詰まらないよう、2本のストローを使用することで飲みやすくなる。これで、涼しげな見た目を楽しみながら味わうことができる。
モヒートのアレンジレシピ
好みのフルーツをプラス
アレンジ方法は、加えるフルーツを細かくカットし、ミントとライムと一緒に軽く潰してから、後は通常の手順でつくるだけである。果物の自然な甘さと酸味が加わり、より複雑で豊かな味わいが楽しめるはずだ。
ハーブの変更
たとえば、バジルやローズマリーは香りが強く、独特なアロマをプラスすることができる。バジルは、ミントと同じく清涼感があり、ややスパイシーな香りが特徴だ。ローズマリーは、松のような独特の風味があり、モヒートに深みを加えてくれる。
また、最近では大葉や小松菜といった、日本の野菜を使用したモヒートも流行している。大葉は爽やかな風味と共に、少しスパイシーなアクセントを加える。小松菜はやや苦味があるため、ミントとは異なるさっぱりとした味わいを楽しむことができるのだ。
ノンアルコールのモヒート
アルコールを控えている人でも楽しめるレシピとして、ホワイトラムと炭酸水の代わりに、ジンジャーエールやトニックウォーターを使用することで、ミントとライムの爽やかな風味をそのまま味わえる。
あるいは、炭酸水はそのままに、蜂蜜やアガベシロップを加えて甘みを調整することで、より深みのあるノンアルコールカクテルが完成する。フレッシュなミントとライムの香りが広がり、アルコールなしでもしっかりと満足感のある一杯となるので、ぜひ試していただきたい。
モヒートをつくる際のよくある失敗と対処法
思ったより苦い
炭酸が弱い
クラッシュアイスがストローに詰まる
モヒートにおすすめの食事
シーフードを使った料理
シーフード料理はオリーブオイルとブラックペッパーでシンプルに味付けし、レモンを添えるとより一層美味しさが増す。モヒートの爽快感が、シーフードの旨味を一層引き立て、口の中をさっぱりとさせるため、非常におすすめなペアリングの一つといえる。
フルーツサラダ
おすすめのフルーツは、マンゴーやパイナップル、キウイなどのトロピカルフルーツだ。これらを使用することで、フルーティで爽やかな、そして見た目も華やかな一品ができあがる。
レーズンバター
ラムに漬けたレーズンをバターと混ぜてつくるレーズンバターは、濃厚でコクのある味わいが特徴だ。ダークラムの深い味わいと、レーズンの自然な甘さが絶妙にマッチし、モヒートの清涼感との対比を楽しむことができる。
少量でも満足感があり、カクテルと共に楽しむのに最適である。また、レーズンバターは簡単につくれるため、ホームパーティーやちょっとした集まりにもぴったりだ。ダークラムを使ったモヒートと合わせることで、より贅沢なひとときを演出できるだろう。
まとめ
季節や気分に合わせてさまざまなバリエーションを試し、新しい味を発見する楽しみを覚えてほしい。きっと、その爽やかな風味と簡単につくれる楽しさに魅了されるはずだ。
ぜひ、本記事を参考に、家族や友人と共に、爽やかで美味しいモヒートを囲みながら、素敵なひとときを過ごしてほしい。
著者プロフィール
内山友里
心理学の研究に従事した後、文部科学省で悉皆調査の分析を担当。結婚・出産を機にライターとして活動を始め、2022年に執筆事務所studio writryを開業する。また、バーテンダーとしての豊富な経験を活かし、バーメニューの開発をも担うという異色の経歴を持つ。接客で培ったコミュニケーション能力と心理学的な洞察力、そして執筆力を融合することで、カクテルにまつわる物語や歴史・文化的背景を深く探求し、その魅力を多角的に伝えている。
内山友里
心理学の研究に従事した後、文部科学省で悉皆調査の分析を担当。結婚・出産を機にライターとして活動を始め、2022年に執筆事務所studio writryを開業する。また、バーテンダーとしての豊富な経験を活かし、バーメニューの開発をも担うという異色の経歴を持つ。接客で培ったコミュニケーション能力と心理学的な洞察力、そして執筆力を融合することで、カクテルにまつわる物語や歴史・文化的背景を深く探求し、その魅力を多角的に伝えている。
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妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児に悪影響を与える恐れがあります。
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